借りもの思案:文学理論

ルーマン解読」用。

借りもの思案:分人(dividual)論

ルーマン研報告/『ルーマン解読』用。




田口陽子(2016)『市民社会と政治社会の間:インド、ムンバイの市民をめぐる運動の人類学』

博士論文: http://doi.org/10.15057/27753
単著:ISBN:4801003796

  • 序論
    • 第一節 新しい市民/ミドルクラス
      • Ⅰ 「新しい市民」の活動
      • Ⅱ 「新しいミドルクラス」という集団
      • Ⅲ 「市民」と「ミドルクラス」のつながり
    • 第二節 本論文の理論的視座
      • Ⅰ 部分的つながり
      • Ⅱ インド民族社会学と分人論
      • Ⅲ 文脈自由と文脈依存
    • 第三節 本論文の構成
  • 第一章 フィールドとプロジェクト
  • 第二章:市民社会と政治社会:複数の統治の相互関係
  • 第三章:腐敗と反腐敗:市民的な価値の運動
  • 第四章 ウチとソト:複数のウチの変容と拡張

  • 第五章 個人と分人:インテグリティと関係性の可視化
    • 第一節 <分人化>と心理学化
    • 第二節 インドの分人性
      • Ⅰ 市民的「行為」:満足、ギーター、果報
      • Ⅱ 分人性の動態:カルマと文脈自由
    • 第三節 心理学化市民運動
      • Ⅰ 心理計測の起源
      • Ⅱ 「インテグリティ」の計測
      • Ⅲ 「心理計測アセスメント」講座の形式
      • Ⅳ 「オカルト科学」とのアナロジー
      • Ⅴ 「文化」の可視化
    • 第四節 関係性の生成と摩擦
      • Ⅰ セーワーと社会奉仕
      • Ⅱ 学生の奉仕
      • Ⅲ 企業家的な奉仕
    • 第五節 小括
  • 結論

借りもの思案:社会科と教養

ルーマン解読』用の参考資料として。

  1. 大沢 聡(2018)『教養主義のリハビリテーション (筑摩選書)
    筑摩書房 「対話的教養」の時代へ!教養主義のリハビリテーション 大澤 聡
  2. 仲正昌樹(2009)『教養主義復権論―本屋さんの学校2明月堂書店
  3. 井手英策・宇野重規・坂井豊貴・松沢裕作(2017)『大人のための社会科 -- 未来を語るために有斐閣

お買いもの:大塚英志(2014)『社会を作れなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田国男入門』

これは面白かった。


社会をつくれなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門 大塚 英志:一般書 | KADOKAWA

  • 00 「ソーシャル社会」ということばはなぜ、日本では同義反復語ではないのか?
  • 01「ロマン主義」と「社会的」という二つのレイヤーで柳田國男を正しく読み解く方法
  • 02 柳田國男はいかにして日本をソーシャル化しようとしたか
    • 02-1 社会問題を自ら解決するためにはまず「自立」しなければいけないということ
    • 02-2 SNS化する柳田民族学──掲示板/データベース/公共空間
    • 02-3「社会科」は「ソーシャル」であるためのツールであった
  • あとがき

読んだ:高田 賢(1976)「柳田社会科教科書成立の背景」

著者は東京都保谷市立碧山小学校教諭

  • I
  • II
    • (1) 『社会科の新構想』─柳田社会科の端緒
    • (2) 社会科叢書の計画と「社会科の諸問題」
    • (3)「社会科単元と内容」─柳田教科書の基礎がため
  • III