借りもの:河上正秀(1999)『ドイツにおけるキルケゴール思想の受容』/守矢健一「村上淳一のニクラス・ルーマン法理論受容について」

この本を読んでいる場合ではないのだ。



  • 序論
第一部 初期批判哲学のキルケゴール思想の受容
第二部 初期実存哲学のキルケゴール思想の受容

特集:河上正秀

解釈と生:近代日本の「実存」受容の一断面

実存論的主体の他者論的転回:K・レーヴィット『共同的人間の役割における個人』

岩永理恵(2018)「貧困を捉える視点の変遷」/赤江達也(2020)「無教会キリスト教とナショナリズム」

史料データセッションの準備。
socio-logic.jp

西阪仰(2008)『分散する身体』

https://contractio.hateblo.jp/entry/20080918/p1

エスノメソドロジーと哲学研究会」の準備。今回は第二章を。
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  • はじめに
  • 断片に用いられている記号
  • 序章 相互行為分析のプログラム――「暗黙知」という考えの危うさについて
  • 第1章 何の学習か――環境の構造・言葉・身振り
  • 第2章 分散する身体I――道具と連接する身体
    • 第1節 身体・道具・知覚
    • 第2節 身体と表象・身体の表象
    • 第3節 身体に触れる手
    • 第4節 まとめ 知覚の多様性
    • 補論 メルロ=ポンティマルクス、あるいは相互行為空間という比喩について
  • 第3章 分散する身体II――モデル身体、または身体に連接される身振り
  • 第4章 分散する身体III――想像の空間
  • 終章 相互行為的オブジェクト――物・表象・身体
  • 本文のなかで言及した文献一覧
  • 索引

第二章「分散する身体I:道具と連接する身体」

補説と六節構成なのに、第一節だけで42%ありますね。
f:id:contractio:20211112094208p:plain

借りもの:コヘイン、ヴァーバ、キング『社会科学のリサーチ・デザイン:定性的研究における科学的推論』

この本、「残りの生涯にこれを読み返す日が来ることもないだろう」と思って売ってしまったんだよなぁ。徳田さんのヒット作。
セミナーの予習のために久しぶりに手にとった。

bit.ly

第25回 一橋大学哲学・社会思想セミナー

  • 日時   2021年11月10日(水) 13時15分開始 
  • 場所   Zoom
  • 講演者  小宮友根(東北学院大学
  • タイトル 知見の一般性と事例の数の関係:会話分析の場合
要旨

統計的な研究と比べて、いわゆる質的研究においては事例の分析から導かれる知見の一般性が問題になりやすい。そこでは主張の強さあるいは研究の役割自体にいかに限定をかける(べき)かが問われるが、他方で会話分析は提出される知見の「一般性」それ自体に関してそうした議論とは少し異なった前提を持っている。本報告では「事例の数」をめぐる会話分析の議論を紹介することで、社会(科)学における質的研究の意義について考えるための素材を提供したい。



  • 第1章 社会科学の「科学性」
  • 第2章 記述的推論
  • 第3章 因果関係と因果的推論
  • 第4章 何を観察するか
  • 第5章 何を避けるべきか
  • 第6章 観察の数を増やす

いただきもの:岡村逸郎(2021)『犯罪被害者支援の歴史社会学:被害定義の管轄権をめぐる法学者と精神科医の対立と連携』

どうもありがとうございます。
3月13日に合評会があるとのこと。

  • 日時:2022年3月13日(日)、16:00~
  • 場所:オンライン・ミーティング(京阪非行研究会との合同開催)
  • 報告者:岡村逸郎さん
  • 指定討論者:平井秀幸さん、相良翔さん、今井聖さん
https://sites.google.com/site/delinq2002

  • 序論 先行研究と分析視角
第Ⅰ部 犯罪被害者にかかわる言説的な基盤の形成――法学者と精神科医による犯罪被害者にかかわる諸カテゴリーの形成
  • 第1章 法学者と精神科医による被害定義の管轄権をめぐる対立の形成――被害者の有罪性のカテゴリーのもとで
  • 第2章 法学者による被害者学の理論の展開――被害者の有責性のカテゴリーを介した理論的な関心と実践的な関心の共存

第Ⅱ部 犯罪被害者救済の言説の形成――新聞報道と法学者による犯罪被害者にかかわる諸カテゴリーの普及
  • 第3章 新聞報道による犯罪被害者にかかわる諸カテゴリーの普及――通り魔的犯罪のカテゴリーが可能にした犯罪被害と社会保障の接続
  • 第4章 法学者による犯罪被害者救済の言説の形成――選別主義のもとで結びつけられた犯罪被害者の権利と潜在的被害者

第Ⅲ部 犯罪被害者支援の言説の形成――〈複数の専門職集団の連携〉というあらたな段階への移行
  • 第5章 法学者と精神科医による犯罪被害者支援の言説の形成――2次被害の用語をめぐる争いを通して形成された複数の専門職集団の連携
  • 第6章 犯罪被害者支援に携わる法学者の専門性――restorative justice を通した多方面にわたる支援活動への参与
  • 第7章 犯罪被害者支援に携わる精神科医の専門性――法律の制定過程への関与とカウンセリングの業務への従事を通した支援活動への参与
  • 結論 本書が提示した知見と本書の意義
  • あとがき