1969-12-29から1日間の記事一覧

第II章 言説の規則性

http://d.hatena.ne.jp/contractio/20041111 『知の考古学』前半部のもっとも重要な箇所:p.59-60 したがって、いま、四つの企て、四つの失敗、およびその両者を継ぐ四つの仮説に直面していることになる。これからそれらを試してみなければならない。 I am p…

第II章 言説編成の4つの要素(対象/様態/概念/主題)

http://d.hatena.ne.jp/contractio/20041110 Archaeology of Knowledge (Routledge Classics)/知の考古学 (河出・現代の名著) 第II章 言説の規則性 2 言説のフォーメーション 3[その1]「対象」のフォーメーション 4[その2]「言表の諸態様」のフォ…

II-VII 注記と帰結

II-VI 戦略の形成

『言葉と物』を例に。 ここでいう「テーマあるいは理論」の例 [123]: 18世紀の文法における根源的言語 19世紀の文献学における、あらゆるインド=ヨーロッパ諸語のあいだの近縁関係に関する理論 18世紀における種の進化のテーマ 重農主義者たちにおける、農…

II-V 概念の形成

諸概念が共存しうる(前概念的な)言表領野について、『言葉と物』(古典主義時代の博物学、17-18世紀の一般文法)を例に。 各節末でのまとめ V [122]: 諸概念の形成を分析するためには、それらの諸概念を、理念性の地平にも、思想の経験的な歩みにも関係づ…

II-IV 言表様態の形成

言説に対する主体の位置について、臨床医学における医師の位置を例に。 臨床医学は、医学的言説における、いくつかの互いに区別される諸要素の間の関係設定とみなされなければならない。つまり、臨床医学は、 医師の地位にかかわっていたり、 医師がそこから…

II-III 対象の形成

19世紀以来の精神病理学の言説を例に。 各節末でのまとめ IV [108]: 一つの言説形成に固有の諸体制の体制を、「言葉」によっても「物」によっても定義すべきではない V [122]: 諸対象の形成の諸規則を分析するためには、それらの諸規則を、物の中に根付か…

II-II 言説形成

このへんからいよいよ本論。 この節では、 [a] 研究を始めた時に持っていた見通し(仮説)と、 [b] 研究を進める中でそれらが裏切られ、かわりに得られた見通しと の対比が4つ提示される(p.064以降)。 で、III〜VII にて それぞれが敷衍される。p.75 のま…

II-I 言説の統一性

節見出し

ISBN:4309463770 ISBN:430924369X ISBN:207026999X ISBN:0415287537 II 言説の規則性 I 言説の統一性 II 言説形成 III 対象の形成 IV 言表様態の形成 V 概念の形成 VI 戦略の形成 VII 注記と帰結