1990-01-01から1ヶ月間の記事一覧

V 作動の自己言及的自己閉鎖性

p.279 〈作動/構造〉 p.283 真理のコミュニケーションのための特別なシステムが閉鎖しているための条件は、あらゆるここの作動とシステムのコードの関係にのみ、見てとれる。 それは、あらゆる命題のなかに「真」ないし「非真」という語がでてこなければな…

IV 予備考察: カントによる科学の制限と限界 - と - その脱人間化

III 自律性

p.269「真理が問題になるのなら、 どのような条件のもとで当該の命題は非真であるかと問さえすればよい──それでもう科学システムのコミュニケーションが生まれるのである。真ないし非真の標識をつけられ、それによって今後の利用可能性をあらかじめ決められ…

II システム要素の回帰的産出

I 

p.249 実在に関する区別: 〈観察という作動に依存した/観察という作動から独立した〉

isbn:4588009273 本の中に本が書かれているかのような見出しの配置。 [04] I [13] II システム要素の回帰的産出: [09] III 自律性: [02] IV 予備考察: カントによる科学の制限と限界 - と - その脱人間化 [07] V 作動の自己言及的自己閉鎖性: [08] VI (…

第六章 XII 発見と正当化

第六章 XI 専門性: 分化

第六章 X 出版: 冗長性/多様性

第六章 IX 検証可能性

第六章 VIII 方法

第六章 VII 理論

第六章 VI 理論と方法: プログラム

第六章 V メディアと形式: メディア

第六章 IV 限定性: 偶発性定式

うわーーーーーーー なんかおかしいとおもったら 「bestimmbar / unbestimmbar」を「特定された/特定されていない」って訳してるよ!!!! [p.458] 「規定可能」って訳そうよ!!

第六章 III 概念と予期構造

『社会の経済』p.28: 「価格」というのは「貨幣支払いを予期可能にする形式」と言われているが、この規定を介して、法形式や認識の形式(〜概念)との比較が可能だ、云々。 『社会の経済』p.6 価格という概念は、 …、交換関係において実際になされた貨幣支…

第六章 II 〈システム/環境〉区別の導入: 包摂的区別と排除的区別

第六章 I 複雑性: 科学論における〈基礎づけ/成長〉論争から

[04] 複雑性: 「基礎付けの困難」と「成長の指標」がセットになったもの。 [07] p.430 科学システムの重要な装備は、複雑性の構築を蓋然性の高いものにするとともに加速するように準備されている。その装備に当たるのは、 テーマ選択と意見発表の個人的自由…

ルーマン(1990)『社会の科学』第6章「正当な縮減」見出し

isbn:4588009281 章のタイトル「正当な縮減」とは、プログラムのことを指す模様。 I 科学論における〈基礎づけ/成長〉論争から: 複雑性 II 〈システム/環境〉区別の導入: 包摂的区別と排除的区別 III 概念と予期構造 IV 限定性: 偶発性定式 V 定量性: …

ルーマン『社会の科学』第七章「反省」

『社会の科学〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)』 様々な領域で反省は生じうる。しかし科学における反省には特殊なところがある。しかも他の領域に対する優先性もある。 それはどういうことか。 [04] I [08] II 諸領域において、17世紀〜19世紀のたった200年の間…

八章「進化」VIII 進化のゼマンティク

p.650 … 真理論は、進化論の文脈のなかで読みなおせば、そのつどただ一つの進化メカニズムを それだけが問題であるかのように 表現しているに過ぎない。 真理は最終的に知覚の報告(プロトコル命題)の解釈に還元できるという「論理実証主義」の考え方は、変…

八章「進化」VII 全体社会と科学の共進化

八章「進化」VI 文字と印刷

「プロジェクト」 pp.645-646 科学に固有のテクスト生産については、これまでほとんど顧みられてこなかったもう一つの印刷の副次効果が重要である。それは、書物や論文の出版という目的を持った、プロジェクト形式による研究の区切りの可能性、複雑で完了で…

八章「進化」V 知識のエコロジー

八章「進化」IV 安定化

選択と安定化の分化 p.631-632 よく発達した科学の専門分野では、さまざまな出版形態が用意されることによって、この選択と安定化の差異は 出版物というメディアのなかに複写される。選択は、研究論文、学会報告論文、雑誌論文の形態をとって成功する。だが…

八章「進化」III 選択

出版。プログラム(理論と方法)。「プロジェクト」。p.620 変異は、選択にさらされるためには、出版されなければならない。 p.622 進化的選択は、古い知識あるいは新しい知識に真ないし非真という象徴が貼り付けられることによって遂行される。 変異と選択…

八章「進化」II 変異

p.615-、 生物学的な進化論が、適当な偶然の変異が規則的に頻発することを説明するのに、突然変異だけでは間に合わず、さらに両性生殖にも訴えるように、社会文化的進化の一般理論も知識進化の固有理論も、形態生成のために必要な偶然が頻発し、いわば事前に…

八章「進化」I 基礎概念の確認と進化論-システム論のコンタクトポイントの概観

(n)は段落番号。 (01) 特にポパーとクーン以来、「科学的知識の基礎づけ」から「科学的知識の成長や構造変動」への関心の移行がみられるよ。でも、認識論にも歴史的意味論にも対応できるような理論はまだ登場していないよ。 (02) 19世紀末の進化論的認識論の…

ルーマン『社会の科学』第八章「進化」

isbn:4588009281 [11] I 基礎概念(変異/選択/安定化)の確認と進化論-システム論のコンタクトポイントの概観 [12] II 変異 (システム要素): 偶然 [09] III 選択 (システム構造): [07] IV 安定化(システム): 冗長性 [04] V 知識のエコロジー: イ…

isbn:4588009281 [09] I 目論見: 社会理論的な問いと認識論的な問いの循環的結合 [07] II 権威、テクノクラシー、テクノロジー [09] III ★本論。Funktion/Leistung/Reflexion: 利用者が構成する科学知識、科学政策、基礎研究/応用研究、学際研究、技術…