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「『社会の芸術』解読」第六回

ルーマンの『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』講義@本郷。 今回は、前回に引き続いて第四章「機能と分出」を読みました。 講座案内:http://socio-logic.jp/events/201507_KdG.php 講義概要と質疑応答:http://socio-logic.jp/luhmann_acc/201507_KdG.php

かりもの:『フローベール研究』(1968)/デリダ(1972→2013)『散種』/ローティ(1982→1985)『哲学の脱構築』

『社会の芸術』講義準備。 フローベール全集 別巻 フローベール研究作者: 鈴木道彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1968/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る ジャン=ピエール・リシャール(蓮実重彦訳)「フローベールにおけるフォルム…

大浦 康介編(2013)『フィクション論への誘い』

『社会の芸術』解読、準備。 フィクション論への誘い―文学・歴史・遊び・人間作者: 大浦康介出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2013/01/11メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る まえがき 序論 フィクション論の問題圏(大浦康…

ゴンブリッチ(1966→2000)『規範と形式──ルネッサンス美術研究』

規範と形式―ルネサンス美術研究作者: エルンスト・H.ゴンブリッチ,Ernst H. Gombrich,岡田温司,水野千依出版社/メーカー: 中央公論美術出版発売日: 2000/01メディア: 大型本この商品を含むブログ (2件) を見る 序文 第1章 芸術の発展に関するルネサンスの概…

蓮實重彦(2002)『「知」的放蕩論序説』/(2006)『表象の奈落』

「知」的放蕩論序説作者: 蓮實重彦,渡部直己,菅谷憲興,スガ秀実,守中高明,城殿智行出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2002/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る 表象の奈落―フィクションと思考の動体視力作者:…

蓮實重彦(2007)『「赤」の誘惑』

最終章にルーマンが登場して持ち上げつつ落とされている。 「赤」の誘惑―フィクション論序説作者: 蓮實重彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本 クリック: 37回この商品を含むブログ (48件) を見る 序章 「誘惑」から「擁護」へ I 「…

佐々木健一(1995)『美学辞典』

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美学辞典作者: 佐々木健一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1995/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 136回この商品を含むブログ (41件) を見る I 基礎的な諸概念 美学 美 自然美 芸術 II 生産に関する諸概念 模倣 表現 即興 図式 想像力 天才…

「『社会の芸術』解読」第二回

ルーマンの『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』講義、第二回目。 今回は──初回でやらなかった──「概論」をやりました。 講座案内:http://socio-logic.jp/events/201507_KdG.php 第一回の記録:http://socio-logic.jp/luhmann_acc/201507_KdG.php 第二回…

涜書:エルンスト・ゴンブリッチ(1979)『装飾芸術論:装飾芸術の心理学的研究』

ようやくサルベージ。頁数は630だが 紙質のせいか(?) それより厚い感じがする。 原著:E. H. Gombrich, The Sense of Order, A Study in the Psychology of Decorative Art, Phaidon, 1979 装飾芸術論 (美術名著選書)作者: E.H.ゴンブリッチ,白石和也出版社/…

マイヤー・シャピロ&エルンスト・ゴンブリッチ『様式』

辞典項目を邦訳したもの。 様式作者: マイヤーシャピロ,エルンスト・H.ゴンブリッチ,Meyer Schapiro,Ernst Hans Gombrich,細井雄介,板倉寿郎出版社/メーカー: 中央公論美術出版発売日: 1997/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 様式(マイ…

J.M. ロバーツ『図説世界の歴史5&6』

『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』講義準備。 ニクラス・ルーマン『社会の芸術』解読講義:http://socio-logic.jp/events/201507_KdG.php 版元:http://www.sogensha.co.jp/book_series_his/ 図説世界の歴史5:東アジアと中世ヨーロッパ作者: J.M.ロバー…

J.M. ロバーツ『図説世界の歴史3&4』

『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』講義準備。 ニクラス・ルーマン『社会の芸術』解読講義:http://socio-logic.jp/events/201507_KdG.php 版元:http://www.sogensha.co.jp/book_series_his/ 図説 世界の歴史〈3〉古代ローマとキリスト教作者: J.M.ロバ…

涜書:ヘルムート・コーイング(1982→1983)『ヨーロッパ法文化の流れ』

『社会の芸術』講義準備。 ヨーロッパ法文化の流れ (1983年)作者: ヘルムート・コーイング,上山安敏出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 1983/03メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見る asin:4623014614 1 ヨーロッパ法史とは何か 2 ヨーロッパに…

J.M. ロバーツ『図説世界の歴史1&2』

『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』講義準備。 ニクラス・ルーマン『社会の芸術』解読講義:http://socio-logic.jp/events/201507_KdG.php 図説 世界の歴史〈1〉「歴史の始まり」と古代文明作者: J.M.ロバーツ,J.M. Roberts,東真理子出版社/メーカー: 創…

春日淳一(1996)『経済システム』

経済システム作者: 春日淳一出版社/メーカー: 文眞堂発売日: 1996/01/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る はしがき 第1部 ルーマンの経済システム論 第1章 オートポイエティック・システムとしての経済 第2章 経済システムとその環境 第3章 …

『批判理論と社会システム理論―ハーバーマス=ルーマン論争』()

「システム理論の諸根拠──ユルゲン・ハーバーマスに対する私の回答──」 III コミュニケーションメディアとしての真理 http://d.hatena.ne.jp/contractio/19710126 15段落目が「共生的メカニズム」。全文: さらに第二の規制が付け加わる。真理メディアが布置…

『情熱としての恋愛』(1982)

序論 6段落目。 第4章「恋愛ゼマンティクの進化」 5段落目。

『社会理論入門―ニクラス・ルーマン講義録〈2〉 (ニクラス・ルーマン講義録 2)』(1992-1993)

II「コミュニケーション・メディア」 第7講義 p.218 [4] が「共生的メカニズム」 http://d.hatena.ne.jp/contractio/19920129

『社会システム理論〈上〉』(1984)

第6章「相互浸透」第9節「身体と相互浸透」 ■相互浸透において、殊更に身体に焦点があてられ・特殊な用いられ方をする 幾つかの例についての概観 例1: ダンス 例2: スポーツ 例3: 機能的諸システム-と-身体 の 共生メカニズム もっとも古くから知ら…

『社会の経済』(1988)

第2章「オートポイエティック・システムとしての社会の経済」IV p.47 「欲求」について。 経済システムは、支払いの理由・動機という点で開放的 「どんな人も欲求を持つ」というゼマンティクは、すべての人が経済に包摂されていることを特徴づけている むか…

『社会システム論と法の歴史と現在―ルーマン・シンポジウム』(1991)

1988年来日時の討論。 II「社会システム論と法の現在」(補充討論) p. 213-216 馬場: 近年日本でもルーマン先生の『権力』が翻訳されまして、それに対する次のような解釈とか批判がある訳ですね。つまり、ルーマン先生は権力というものを物理的暴力によっ…

『社会の科学〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)』(1990)

http://d.hatena.ne.jp/contractio/20091217 第4章「真理」X「共生メカニズム:真理メディアにおける知覚の管理」 「象徴的に一般化したコミュニケーション・メディア」論の内部(後ろから二番目)。

『社会の社会〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)』(1997)

http://d.hatena.ne.jp/contractio/19970129 第2章「コミュニケーション・メディア」XI「象徴的に一般化したコミュニケーション・メディア3──構造」の6 p. 429-434. 5は「コード/プログラム」、7は「インフレ/デフレ」。 コミュニケーションは身体を…

河本英夫&佐藤康邦 編(1999)『感覚:世界の境界線』

感覚―世界の境界線 (叢書 現象学と解釈学)作者: 河本英夫,佐藤康邦出版社/メーカー: 白菁社発売日: 1999/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 感覚の現象学に寄せて(新田義弘) 感覚と言葉(田島孝) 感覚の覚醒に向けて(村上勝三…

涜書:谷川 渥(1993)『美学の逆説』

フランカステルを批判している箇所を再読。 美学の逆説 (ちくま学芸文庫)作者: 谷川渥出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 44回この商品を含むブログ (14件) を見る ISBN:4326152877 1 味覚の不幸 2 崇高と芸術──カ…

おかいもの:ピエール・フランカステル(1951→1968)『絵画と社会』

芸術社会学の古典。 絵画と社会 (美術名著選書 5)作者: ピエール・フランカステル,大島清次出版社/メーカー: 岩崎美術社発売日: 1968/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る asin:B000JA65JQ 序 1 空間の誕生──クワトロチェントにおける神話と幾…

おかいもの:池上英洋(2012)『ルネサンス:歴史と芸術の物語』

十字軍と金融の話からルネサンスについて解説を始めるのはたいへんよい。 初学者向けに大局的な解説をするという課題をかなり高い水準でクリアしていると思った。 ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書)作者: 池上英洋出版社/メーカー: 光文社発売日: 20…

おかいもの:バクサンドール(1972/1988→1989)『ルネサンス絵画の社会史』

『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』四章「機能」注66で参照されているが、ルーマンがドイツ語訳を挙げているため、邦訳の存在が見逃されている。 ルネサンス絵画の社会史 (ヴァールブルク コレクション)作者: マイケルバクサンドール,篠塚二三男,豊泉尚…

涜書:宮本直美(2006)『教養の歴史社会学』

教養の歴史社会学―ドイツ市民社会と音楽作者: 宮本直美出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/02/17メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (19件) を見る 序章 ドイツの教養と音楽 第1節 教養というキーワード――ドイツの市民社会 (1) ニ…

ピエール・ブルデュー(1992→1995)『芸術の規則:文学場の生成と構造』1

http://fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=259 芸術の規則〈1〉 (ブルデューライブラリー)作者: ピエール・ブルデュー,Pierre Bourdieu,石井洋二郎出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 1995/02メディア: 単行本 クリッ…