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社会学研究互助会:小宮友根『実践の中のジェンダー』合評会2

参加者募集は締めきりました。非EM者に エスノメソドロジー研究を検討していただくことを趣旨とした 社会学研究互助会の五回目。 小宮本合評会の二回目です。一回目は昨年三月、加藤秀一さんと中里見 博さんをお招きして行いました。 二回目も基本的な趣旨は…

ヒース「遺伝学的市民とは何か」/西垣通(2004)「基礎情報学とは何か」

第四回『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会のための課題図書。 デボラ・ヒース、レイナ・ラップ&カレン・スー・タウシッグ、2007、「遺伝学的市民とは何か」、山中浩司・額賀淑郎『遺伝子研究と社会』8章、昭和堂 柘植あず…

涜書:ロイ・ポーター『狂気』

この記事を見て再訪: 慶應義塾創立150年Webサイト|学問のすゝめ21 メルマガ|vol.26 鈴木晃仁 狂気 (〈一冊でわかる〉シリーズ)作者: ロイポーター,Roy Porter,田中裕介,内藤あかね,鈴木瑞実出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/11/28メディア: 単行本 …

借りもの:コプチェク『私の欲望を読みなさい』

ハッキング「making up people」に対する批判的コメントがあると聞いて。 下記の論文経由: 岡本 裕介(2002)「人々を作り上げることと縫合――社会的プロセスとしての統計学」『人間文化研究』第8号、京都学園大学人間文化学会 - CiNii 論文 岡本裕介(2007…

慎改康之(2005)「フーコーと哲学」ほか

用あって慎改康之さんの論考を固めて再訪。 http://www.meijigakuin.ac.jp/~french/shinkai/02-recherches.html 慎改康之(2009)「『生政治の誕生』もしくは市民社会の系譜学」in 『現代思想』第37巻7号、192頁-205頁 慎改康之(2008)「フーコーからメルロ…

フーコー(1974)「真理と裁判形態」

URN氏の教唆による。1974年の講演と討議。 長い。これ長いぞ。 斜め読みしかできず。あとで時間とってよみます。 フーコー「真理と裁判形態」 I II III IV V ミシェル・フーコー思考集成〈5〉権力・処罰―1974‐1975作者: ミシェルフーコー,小林康夫,松浦寿輝,…

神崎(2006)『フーコー』

小著再訪。 フーコー―他のように考え、そして生きるために (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 神崎繁出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) を見る はじめに I タブローとしての世界…

佐々木『夜戦と永遠』

2008年の著作。 第三部だけ読んだ。 文体の臭みがエグすぎてどうしようもないが、そこは我慢して読む価値あり。著作や講義録を丹念に追って解説してくれる便利な本である。 それにしても、「法をプロトタイプにして社会を捉えるな」という方針のレベルでは …

中山『思想の考古学』

ハッキング祭りは続く。 2010年の著作。 フーコー思想の考古学作者: 中山元出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2010/04/09メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る 第一章 フーコーの初期──『精神疾患とパーソナリティ』 第二章 狂気…

手塚博(2011)『ミシェル・フーコー:批判的実証主義と主体性の哲学』

asin:4798900907 序論 断絶 一貫性 批判という方法 本書の構成 第1章 人間学の問題圏 1 古典主義時代のエピステーメー 方法 古典主義時代の淵源:デカルトの『規則論』 順序-秩序と比較 論理学と心理学1 分析と観念の論理的秩序 論理学と心理学2 反省と記号…

フーコー『知の考古学』第4章「考古学的記述」

メモ:http://d.hatena.ne.jp/contractio/19691227 知の考古学 (河出文庫)作者: ミシェル・フーコー,慎改康之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/09/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 19回この商品を含むブログ (37件) を見る 緒言 I 序論 II 言…

フーコー『知の考古学』第3章「言表とアルシーヴ」

メモ:http://d.hatena.ne.jp/contractio/19691228 知の考古学 (河出文庫)作者: ミシェル・フーコー,慎改康之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/09/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 19回この商品を含むブログ (37件) を見る 緒言 I 序論 II 言…

フーコー『知の考古学』第2章「言説の規則性」

メモ:http://d.hatena.ne.jp/contractio/19691229 知の考古学 (河出文庫)作者: ミシェル・フーコー,慎改康之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/09/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 19回この商品を含むブログ (37件) を見る 緒言 I 序論 II 言…

フーコー『知の考古学』第2章「言説の規則性」

フーコー新訳と年越し。 メモ:http://d.hatena.ne.jp/contractio/19691229 知の考古学 (河出文庫)作者: ミシェル・フーコー,慎改康之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/09/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 19回この商品を含むブログ (37件) …

フーコー『知の考古学』

今年はフーコー新訳と年越し。 昨年は井頭『多元論的自然主義の可能性?哲学と科学の連続性をどうとらえるか』を読んでいた模様。 http://d.hatena.ne.jp/contractio/____1231 知の考古学 (河出文庫)作者: ミシェル・フーコー,慎改康之出版社/メーカー: 河出…

ジェンダー研究会:小宮友根「諸「ジェンダー」概念と学的思考の筋道」

社会学者小宮友根の関西営業@京都大吉田。 要事前申し込み。 ジェンダー研究会のご案内 日時: 12月27日(木) 16時30分〜18時30分ころ 場所: 京都大学吉田キャンパス 文学部校舎5階 社会学共同研究室 (変更の可能性あり)http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/a…

社会学研究互助会第4回:マイケル・リンチ(1993→2012)『エスノメソドロジーと科学実践の社会学』合評会

参加者募集は締めきりました。 非EM者に エスノメソドロジー研究を検討していただくことを趣旨とした 社会学研究互助会の第四回目。 ※次回以降に開催を予定している研究会: 第5回 (2013年春) 鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ―性現象の社会学 (質…

【みなさんの】『概念分析の社会学』第四刷【おかげです】

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喜多(2009)「触法精神障害者の「責任」と「裁判を受ける権利」」

『概念分析の社会学』に寄せられたご質問を検討中。 http://socio-logic.jp/ethnomethodology2.php http://emca.jp/books_2009concept-analysis.php 第4章 喜多加実代「触法精神障害者の「責任」と「裁判を受ける権利」─裁判と処罰を望むのはだれなのか」 i…

第三回出版準備研究会

@明治学院大学 時間管理を完全に失敗しました。ごめんなさい。 いただきもの 前田泰樹(2012)「経験の編成を記述する」in 『看護研究』vol.45-4(特集:経験を記述する──現象学と質的研究) 小宮友根(2012)「評議における裁判員の意見表明──順番交代上の…

東島(2011)「指摘された差異とその波紋」/小宮(2011)「性現象の「社会」性」

第三回『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会のための課題図書。 続き。 東島 仁(2011)「指摘された差異と、その波紋 : 自閉症スペクトラム障害概念の変遷を辿る」 in 『人文學報』100 http://repository.kulib.kyoto-u.ac.j…

涜書:ライル『心の概念』

心の概念作者: ギルバートライル,坂本百大,井上治子,服部裕幸出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1987/11/11メディア: 単行本 クリック: 39回この商品を含むブログ (26件) を見る 序 第1章 デカルトの神話 1 公式教義 the official doctorine 2 公式教義の…

デヴィッド・バス『女と男のだましあい』

第三回『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会のための課題図書。 続き。 女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化作者: デヴィッド・M.バス,David M. Buss,狩野秀之出版社/メーカー: 草思社発売日: 2000/02メディア: 単行本購入…

涜書:加藤『〈個〉からはじめる生命論』

「分析形而上学と社会学」ワークショップ準備研究会の課題図書。 〈個〉からはじめる生命論 (NHKブックス)作者: 加藤秀一出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/09/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 97回この商品を含むブログ (44件) …

Little Boy Lost (The Twilight Zone)

わーい。字幕ついてた。ありがたい。

涜書:パーフィット『理由と人格』

「分析形而上学と社会学」ワークショップ準備研究会の課題図書。 この本もまた、「私の人生にはなんの関係もないし、もはや・まさか今後の人生において再び読むことはあるまい」と思って捨ててしまったものの一つであった(哀 理由と人格―非人格性の倫理へ作…

涜書:中澤 務「ロングフル・ライフ訴訟と非同一性問題」

「分析形而上学と社会学」ワークショップ準備研究会の課題文献。 中澤 務(2001)「ロングフル・ライフ訴訟と非同一性問題」in 『現代倫理学論集』北海道大学大学院文学研究科、2001年3月http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~k15696/home/phileth1/nakazawa.pdf

涜書:ライル『ジレンマ』

「分析形而上学と社会学」ワークショップ準備研究会の課題図書。 苦節数十日。ようやくサルベージ。 ジレンマ―日常言語の哲学 (双書プロブレーマタ (3-3))作者: ギルバート・ライル,篠沢和久出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1997/08/01メディア: 単行本 ク…

鈴木「「心の理論」とは何か?」/ギャラガー&ザハヴィ「私たちはいかにして他者を知るのか」

第三回『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会のための課題図書。 続き。 鈴木貴之(2002)「心の理論」とは何か?」『科学哲学』(35-2):83-94. ショーン・ギャラガー&ダン・ザハヴィ(2008=2011)「私たちはいかにして他者を…

ニキ「所属変更あるいは汚名返上としての中途診断」/杉浦「レズビアンの欲望/主体/排除を不可視にする社会について」

第三回『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会のための課題図書。 続き。 ニキ リンコ(2002)「所属変更あるいは汚名返上としての中途診断──人が自らラベルを求めるとき」 in 『障害学の主張』http://fuji.u-shizuoka-ken.ac.j…