赤川-中河コチークセッション「歴史・言説・構築」糸冬了

ご来場のみなさんありがとうございました。

おわってみてから気がついたのだが、どうやら私の実質的な仕事は、会が始まるまでにはもう終わっていたらしい。前もって「ここからが議論のクリティカル・ポイントだ」と想定していたところまで話が──まるで──たどりつかず、「あれ?あれ?あれ?」と思っているうちに終わってしまった。 が、あとから考えてみると、公開のセッションで「議論」できると──したがって、しようと──思っていた私が、そもそも基本をはずしていたっぽい。(全員が報告草稿を読み終わったところで、ほとんど時間使い切ってたわけで。)
そこでネタを出したうえで、「夜の部」で実質的な議論を行う、というのが、研究会というものの美しい姿なのかもしれない、と思ってみた(けどこれも違うのかな。じゃ、議論はどこですればいいんだ....)


てなわけで私自身はかなり欲求不満に陥ったわけだけれど、

「この局面になったらこのネタをだそう」とかネタ帳をつけてあったのだが、ひとつも使わずじまいだったし。

しかし会としては、それなりのものを提供できたのではないでしょうか。(個々の芸で)。

いちおう俺も裏では仕事したのよ。



まとめとしては:

いつもより来場人数が(やや)多かったのは俺様のおかげ

というあたりで。

ショックだったのは、石井さんの話は「研究がまともなものであるための指針」をめぐるものであった──と私は理解した──のだが、赤川さんにはほとんどそうは聞こえていなかった、という点*。 どちらかが間違っている・悪いといいたいのではなく**、ともかく、その点に気づいて私は、その懸隔にとてもショックを受けた。ということ。
* 推定だけど。おそらくそうでしょう。
** 何が「悪い」かといえば、そりゃやはり、長期にわたるEMの営業(無)政策ではあろう、と思いました。再び。



ところで浅野さんのノリツッコミをはじめてみた。

「やればできるんじゃないですか!」とさらにツッコミそうになったが、ともかくも今後も引き続き期待したい。というか最近芸風が変わったのだろうか。
あと、最大の後悔は、浅野さんがそのツッコミ芸に走っていたときに、Dr.ハマー先生がどんな表情をしていたか、を見逃したこと(最後列にいらっしゃったので私以外だれも気にしていなかったとおもうが)。 まことに残念至極。