isbn:4588009281
章のタイトル「正当な縮減」とは、プログラムのことを指す模様。
- I 科学論における〈基礎づけ/成長〉論争から: 複雑性
- II 〈システム/環境〉区別の導入: 包摂的区別と排除的区別
- III 概念と予期構造
- IV 限定性: 偶発性定式
- X 印刷
- (知識の産出/)知識の提示
- 論証: テクストのかたちをとった二次の観察。
- 冗長性/多様性
- XI 専門性: 内部分化
- XII 発見と正当化
この章は、なんぼなんでも論点を詰め込みすぎである。『社会の理論』シリーズの他の著作でいうと、3〜4章分くらいのトピックが詰め込まれている。
『社会の法』でいうと、
- IVは第5章(偶発性定式)
- VI〜IXは第4章(プログラム)
- Xは第8章(テキスト産出・処理のかたちを採った二次の観察)
- XIは第7章(相互作用のかたちを採った二次の観察)
『社会の科学』は、実質的には『社会の理論』の最初の本*だから、まだ陳述の方針がこなれていなかった可能性もあるね。
『社会の経済』が最初だけど、あれは事情があって、推敲不足のまま急いで出した本なので。