- 5-1. ウィトゲンシュタインと規則の懐疑主義
- 規則、行為、懐疑主義
- ウィトゲンシュタインの懐疑主義批判
- 科学社会学や数学の社会学はありうるのか?
- 5-2. 定式化と実践的行為
- 5-3. 数学の社会学から数学の実践学へ
- 5-4. ウィトゲンシュタインの経験的拡張にむけて
5-1. ウィトゲンシュタインと規則の懐疑主義
クリプキの懐疑主義的ウィトゲンシュタイン解釈と、その派生物である既存の科学社会学の紹介。ここだけで章の50%ある。
5-2. 定式化と実践的行為
ガーフィンケル&サックス(1970)「実践的行為の形式構造について」を紹介する節。
- (n69) サックス講義録「Omnirelevant Devices; Settinged Activitie: Indicator Terms.」(1967年2月16日)
Indicator Terms は指示語。 - [229] まとめ
ガーフィンケルとサックスの議論から私たちが学んだのは、
「インデックス的表現の合理的特性」は、活動を定式化しようという努力をかき乱したり、出し抜いたりするどころか、あらゆる定式化の意味・レリヴァンス・成功ないし失敗を理解するための不可欠の基盤を付与する
、ということである。