- Die gesellschaftliche Differenzierung und das Individuum, in: Thomas Olk/Hans-Uwe Otto (Hg.), Soziale Dienste im Wandel, Bd. 1, Neuwied 1987, S. 121-137.
I
- 注7 ノヴァーリス『日記・花粉 (古典文庫 35)』
- 注8 ホフマン『牡猫ムルの人生観 (上) (岩波文庫)』
II デュルケームの社会分業論
- [95] デュルケームの回答:
社会が個人に、個人として〈行為し、契約を結び、互いに拘束しあい、責任を負わせ合い、制裁し合う〉ことを可能にし、それによって個人を創設する。 - 注16 Jean A. Perkins, The Concept of the Self in the French Enlightenment.
III
- 注20 ヤン・ヘンドリック・ヴァン・デン・ベルク(1974→1980)『引き裂かれた人間引き裂く社会』勁草書房
- 注21 ルネ・ジラール『欲望の現象学〈新装版〉 (叢書・ウニベルシタス)』
- 注21 Henry Peyre, Literature and Sincerity: Yale Romanic Studies, Series 2, No. 9, 1972.
- 注28 T.S.エリオット『カクテル・パーティ (1951年)』
- 山形和美『第二巻『T・S・エリオット』(一)』
- クレイグ・レイン(→2008)『T.S.エリオット―イメージ、テキスト、コンテキスト』 山形和美訳、彩流社 http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-1355-0.html
- エリオット年譜:http://nightinriver-22.hatenablog.com/entry/T._S._Eliot/index
IV
- [102]「古典的社会学は、個性というものを、もっぱら強めていける性質とみなしたが、そのような理論を以ってしては、個人のなかの個性を強化することが生む様々の問題と取り組むことができない。だがまさにそのことが、こうした問題に敏感な文学によって ずっと前から取り上げられてきたのである。」
- [106]「こう問うてみたい。社会学がその古典的大家たちを超えて、個人の反省という問題を視野に収め、個性という単なる上昇変数を〈同一性と差異〉によって置き換えるならば、社会学は何を得るだろうか。もっと問いを絞れば、「個人とその自己規定を導く差異は 要求という形をとって作動する」というテーゼを付け加えることによって、何が得られるだろうか。」
答え:近代社会を特徴づけるには分業や役割分化(の昂進・複雑化)では足りない。〈個性の発生と社会構造的進化〉との関連を描く必要があり、そのためには「個人」概念の社会学的な彫琢が必要である、と。
- [106] 「個性の発生と社会構造的進化」を検討するための三つのポイント:
- ①複雑性
- ②包摂
- ③福利