大先生系の予感。

著者さんの、自著を宣伝して曰く:

これは、去年1月に 東大大学院学際情報学府修士論文として提出した原稿 [略]。

どんな本かって? [略] 「僕らが“メディア”と呼んでいるモノたちには、共通した“メディア性” [略] が潜んでいるのではないか」 ということを突き詰めて考え、そのことによって、個別メディアに囚われない、例えばテレビとデジタルメディアを架橋する視野(パースペクティブ)を拓こう!という、([略])壮大っつうか、いささか大仰なテーマにチャレンジしたものです([略])。

中身は 結構理論的なアプローチ をしてると思います。下敷きにしているのは「ハイデガーの『存在と時間』、ラカンの『セミネール』、そしてパースの『現象学』『記号学』『形而上学』・・・そう、20世紀の哲学の綺羅星 です。[略]
系譜学的には、またこれらの論者の「正統派の研究的文脈」で見たら、いろいろ問題のある解釈をたくさんしているかもしれません。まあ、「メディア」の問題に引き付けた、アクロバティック思考実験だと思っていただければ、結構楽しんでいただけるのではないかと思います。[略]

てことで。
激しく「大先生系」の予感。

さっそく図書館にリクエストしとかなくちゃ!
ちなみに著者さんは、インフォシークの立上げに関わられたあと、東大大学院(学際情報学府)をへて、現在は東海大学で教員をされており、でまた日本広告主協会Web 広告研究会の事務局長さんをされている方だとのことです♪