大先生祭り。
- 林道義、『父性の復権』(中公新書1300)、777円、235頁、中央公論社、ISBN:412101300X、1996/05
内容(「BOOK」データベースより)
父の役割は家族を統合し、理念を掲げ、文化を伝え、社会のルールを教えることにある。この役割が失われると子どもは判断の基準、行動の原理を身につける機会を逸してしまう。いじめや不登校が起こり、利己的な人間、無気力な人間が増えるのもこの延長線上にある。独善的な権威を持って君臨する家父長ではなく、健全な権威を備えた父が必要だ。父性の誕生とその役割を家族の発生と社会の形成との関連から検証し、父性の条件を探る。
- 林道義、
『母性の復権』(中公新書1497)、693円、205頁、中央公論新社、ISBN:4121014979、1999/10
内容(「BOOK」データベースより)
「子どもが可愛くない」、「子どもが分からない」という母親たち。果ては子どもを放置、虐待し、死に至らしめてしまう例も。いま、母性に異変が起きている。母性本能の解体や消失が、深いところで不気味に進行しているのである。この状況を前に、そもそも母性とは何なのか、なぜ解体、消失してしまうのか、そしていかにすれば修復できるのかを、母性に関する科学的・実証的研究の成果と、著者自らの心理療法の経験にもとづいて解明する。
- 序章 壊れゆく母性
- 第1章 母性はいかなる意味で大切か
- 第2章 母性は普遍的である
- 第3章 母性解体の原因と対策
- 終章 母性を守る環境
- 林道義、
『家族の復権』(中公新書)、735円、189頁、中央公論新社、ISBN:4121016750、2002/12
内容(「BOOK」データベースより)
家族がますます空洞化し、崩壊していくかのように言われることが多い。しかし、各種の調査によると、現在も日本人の多くは、家族が最も大切である、と感じている。本書は、人類に家族が成立し、変遷してきた過程から説き起こし、独自の歴史を踏まえて存在している日本の家族の特性を明らかにする。その上に立って、社会の基礎単位である家族を守るための、基本理念から具体的政策までを提言している。
- 序章 「一番大切なもの」は「家族」!
- 第1章 家族は人類の基
- 第2章 家族の歴史
- 第3章 日本の家族の歴史
- 第4章 家族を壊す思想、守る思想
- 第5章 家族を壊す制度、守る制度
- おわりに 憲法に家族条項を
すごいすごい。
復権させまくり♪