涜書:クルター「会話分析・論理文法分析における偶発的かつ先験的な構造」

  • Jeff Coulter, "Contingent and A Priori Structures in Sequential Analysis"(1983)
  • クワイン「経験主義の二つのドグマ」



昼食。
ひょっとして クルター先生、「modal specification」って言葉を、「turn type の同定」とほとんど同じ意味のつもりで謂っている*、ということなのか? ──が、この解釈はあまり楽しくない。というか たいそう楽しくない気がする。だって言い換えてみた利得**がわからないじゃないの。

* 「ターンタイプの同定」は「様相の特定」の(ひとつ、あるいは、その) よ う な も ん だ、と。
** もちろん、もっともベタな利得の可能性は、<「様相」についての哲学的な考察が、ここでのターンタイプの同定に関する議論に「応用・転用」できる>、というものだが。しかし応用ってなんだ。