涜書:ローティ『哲学と自然の鏡』

昼食前半。
途中で論旨を見失った。振り出しに戻って第一章から再出発(泣。

哲学と自然の鏡

哲学と自然の鏡

第一章は「心」(〜「心身問題」)と呼ばれるものの類型論。ここで提出された類型に即して、著作(各章の中味)が構成されている。

  • 1)「こころ」にかかわるとされるどんな事柄が範例的とみなされるかによって、
    出来事[ex.痛み]なのか、不変性[ex.幾何学的公理の認識]なのか、などなど。
    「心」と「それ以外」との境界線の引かれ方はかわる。(──というのは当然の話だが、それだけでなくそもそも)
  • 2)その線(の引き方)が提起し・かかわる事柄は、その線ごとに非常に異なっている。
    「理性」に関わるもの、「魂」に関わるもの、「人格性」に関わるもの、etc.

にもかかわらず、線の引き方の違い(=1)が、そのまま様々な係争点(=2)にも直結すると捉えられているところに まずは誤解があり、そしてまた、その誤解が「心身問題」と呼ばれるものを構成するひとつの契機になってもいる。──云々、と。
さまざまな線の引き方それぞれが どのような前提を採用することにより導かれるのか、歴史を振り返って跡付けてみましょう、というのが議論のキモで、ローティが論じているこの段階ですでに かなり図式的でクリアな話であるはずなのだがw、表でも描いて整理しないとフォローしきれない。

詩と詩論ばかり読んでいたらどんどん頭が悪くなってきた感じがする今日この頃。


昼食後半。

のだめカンタービレ(11) (KC KISS)

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