夜食。
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- ニクラス・ルーマン[1985→1996]、「複雑性と意味」 in
- 作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,土方透,大沢善信
- 出版社/メーカー: 国文社
- 発売日: 1996/08/01
- メディア: 単行本
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これもダイジェスト。
ダイジェストの訳注にダイジェストを挙げられても困る。
嗚呼.....。
観察の場合、私は情報の創造を区別する行動というものを考えている。 [訳:p.43]
イミわかんね。
原文:
By observation, ..., I mean the act of distinguishing for the creation of information. [p.82]
↓
「情報産出のために区別する という働き」〜「区別することによって情報をつくりだす という働き」「区別をもちいて情報をつくりだす という働き」、でした。
メモ1。
構成がとてもわかりにくい。
「複雑性には二つのコンセプトがある」[p.81(訳42)]というんだけど、どれが「ひとつめ」で どれが「ふたつめ」なのか、一読しただけは わからない。
段落の切れ目そのほか「通常の読解のお約束」に 着目・依拠せずに 考えてみると、どうやら
-
- その1)〈要素/関係〉に基づいて考えられる複雑性
- その2)〈情報の欠如(の尺度)〉としての複雑性
という話になっているようです。そしてこれが、それぞれ、
-
- その1)〈要素/関係〉:作動にもとづく複雑性
- その2)〈情報の欠如〉:観察にもとづく複雑性
という仕方で、〈作動/観察〉-区別と関係づけられている、と。
メモ2。
この論文では(この論文でも)使われているのは、〈actuality/potentiality〉、〈actual/possible〉という区別である。
〈actual/virtual〉ではない。