『社会研究の哲学』読書会

朝9時半開始という奇特な読書会@池袋#より帰宅。奇特な参加者11名。ひと大杉。
ほんとはそのあしで「の研」にいくつもりでしたが、ごめんなさい、寝ます。
ISBN:0582311055


第二章は、コントとデュルケームの章。「実証主義といえばコント」てことで、簡単に紹介があってから、本題であるデュルケームの話に移行する直前までのところで本日は終了。


章の冒頭、注で──誰かの言葉を引いて──、「実証主義は、勝負には負けたが戦には勝った」とかという印象深いお言葉が。
つまり、今日、哲学的後見人である「経験論」を そのままベタに信奉しているしているやつはほとんどいなくなってしまった、という意味で「実証主義は勝負には負けた」。だけど、社会研究の手法をめぐる数々のディベートを経て生き残ったのは、結局は ほとんど実証主義的なやり方のものであった。つまり、普及した という点で「戦には勝った」、と。

なので──これが含意するのは──、「経験論」を哲学的に批判してみても、実証主義的手法のほうは
そもそも「哲学的に基礎づけ」られているわけではないので
ビクともしない、ということでありましょう。 ‥‥あたりまえですかそうですね。