社会理論研究互助会:ルーマン『社会の社会』

読書会@西荻。1章5節「ゲゼルシャフト」+6節「作動的閉鎖と構造的カップリング」。

Die Gesellschaft der Gesellschaft

Die Gesellschaft der Gesellschaft

ゲゼルシャフトはいかなる意味でシステムだといえるのか」という点をめぐって、ディスカッションが ややハードにもりあがる。コンセンサスが獲得できる予感すら抱かせないような議論の運びだった気がするけど、まぁそれもしかたがない。だって、こういう議論、ほとんどちゃんとしてこなかったもん。
すくなくとも、考えねばならぬどんな論点があ(り、それに対してどのような読解・見解──のヴァリエーション──)がありうるのか、というところ──の一端──まではわかった。 これはこれで収穫だし、参加者が──私と同じく──「道は遠い」という印象を得ることができていたなら、

そういう保証はまったくない、ってところが恐ろしいが

それはそれで成功であったといえるでしょう、という方向でひとつ。