加護野本にのっていたあれこれ。
- シルバーマンの(!)「行為の準拠枠」について[p.36]
- 作者: バーレル,モーガン,鎌田伸一
- 出版社/メーカー: 千倉書房
- 発売日: 1986/08
- メディア: 単行本
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- 社会的事象の予測可能性について[p.69]
- K. G. Shaver (1975) 『帰属理論入門』(稲松信雄&生熊壌二訳、誠心書房、1981)
isbn:4414329019
- K. G. Shaver (1975) 『帰属理論入門』(稲松信雄&生熊壌二訳、誠心書房、1981)
前者は都内の(近所の)どの図書館にも置いてない。
後者は1,200円にてゲト。
この本↑でシルヴァーマンは、「解釈主義社会学」の「行為の準拠枠」理論*から、グールドナーの『山猫スト』を再解釈している、とのこと[p.28-]....。
こんなのもありますが
- 作者: Deirdre Boden,David Silverman
- 出版社/メーカー: SAGE Publications Ltd
- 発売日: 1999/04/30
- メディア: ペーパーバック
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C・ペローの『現代組織論批判』(1972→1978) は、都内のほとんどの図書館にないのだが早稲田大学出版会の営業のひとはなにをしておったのか。まじめにやれ。
著者のいう「二つの行為論」──また「行為論」かよ!──のうちのもうひとつ:
翻訳はぜんぜんないようだがこんなのがヒット:
http://www.nepr.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?d=p/consul/cs/tosho.html
経営手法・ツールを学ぶために最適な本・論文
- 論文名:「エンパワーメント:マネージャーが抱く幻想と矛盾」
- 著 者:クリス・アージリス
- 雑誌名:ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス August/September, 1998
- 【論文の解説】
組織行動論の権威であるアージリスがエンパワーメントについて書き下ろした論文です。エンパワーメントの有効性が喧伝されているなかで、実際の効果はそれほど上がっていないという現実を直視し、エンパワーメントの効果的導入方法を探っています。本論文は、「すべての人間に時折権限委譲を行うことも、また一部の人間に常時権限委譲を行うことも、十分可能である。しかし、すべての人間に常時権限委譲を行うことは不可能である」というエイブラハム・リンカーンの言葉を引用して、締めくくられています。
これか:
ナレッジ・マネジメント (ハーバード・ビジネス・レビュー・ブックス)
- 作者: Harvard Business Review,DIAMONDハーバードビジネスレビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
- クリック: 14回
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こっち↓はキャッシュにしか残ってないのでちょっと多めに引用:
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編『ナレッジ・マネジメント』(ダイヤモンド社)でクリス・アージリスというハーバード大学の教育・組織行動学の教授が「優秀なプロフェッショナルの学習を妨げる『防衛的思考』」という論文を書いている。
アージリス教授は「プロの欠点は失敗から学べない点である」と書いている。教授は過去一五年間、経営コンサルタントについて詳しい分析、研究を続けてきた。当初はそうしたプロのコンサルタントはみな、学習することにかけては優秀に違いないと考えていた。なぜならコンサルタントの仕事の神髄は、常にそれまでとは違った方法で、どのように仕事を進めるかを教えていくことにあると思っていたからである。しかし事実は違っていたという。
この問題を説明するために教授はシングルループ学習とダブルループ学習という言葉を使っている。教授の例話は次の通りである。室温が二〇度以下になると自動的にヒーターのスイッチが入るサーモスタットは、シングルループ学習の好例である。しかしこのサーモスタット自身が「なぜ摂氏二〇度でセットされているのか」と疑問を持ち、さらに、二〇度でないほうがより経済的で適切な室温でないのかと考えるようになると、これがダブルループ学習を始めたことになるという。(『ナレッジ・イノベーション』のジム・ボトキン氏は「シングルループ学習」を現状維持学習、「ダブルループ学習」を革新型(イノベーション)学習と呼んでいる)
教授は言う。「つまり多くのプロフェッショナルは、やることなすことほとんどが成功してしまうので、失敗を経験することはほとんどありえない。そのため『失敗から学ぶ』ことができない。したがってシングルループ学習の方式がうまくいかないと、プロフェッショナルは防衛的となり、他人からの批判をかわし、また自分自身を責めるのではなく、だれか他人に責任を転嫁しようとする」
要するに「プロ」を自認する人たちは自分の仕事がうまくいかなくなると「外的環境の問題を発見し、誤りを正すことに的を絞って」遮二無二突き進む。決して「自分の内面」を見つめようとはしない。本来なら「自分の行動を批判的に内省し、企業がかかえる問題に無意識に及ぼしている側面を見つけだし、行動を変革していかなければならない」。しかしそうした変革に踏み出すことはない。
これ↑だけ読むと、言ってること滅茶苦茶ですが。
とおもったら転載されてた:http://homepage2.nifty.com/kamijo/webron/mm21/mm77.html
とおもったら翻訳もあった:
- クリス・アージリス、『対人能力と組織の効率:個人の欲求と組織目標の統合』、高橋達男訳、産能大学出版部、ISBN:4382044693、1977/01
Interpersonal competence and organizational effectiveness (1962)
- クリス・アージリス、『新しい管理社会の探求:組織における人間疎外の克服』、三隅二不二訳、産業能率短期大学出版部
Integrating the individual and the organization (1964)
...これもすごいタイトルだ。
- クリス・アージリス、『組織とパーソナリティー: システムと個人との葛藤』、伊吹山太郎&中村実訳、日本能率協会
Personality and organization : the conflict between system and the individual (1957)
ちょおま(ry
どうやら天然らしい。