涜書:長岡「経営組織のオートポイエーシス」

メモ。

【1998】20世紀組織論のスタンダードとしての「オープンシステム論」と「意思決定論」について

「オートポイエティック・システムとしての組織」論なるものが どのような意義と含意を持つかというのは、20世紀組織論のスタンダードである「オープンシステム論」と「意思決定論」が受けた批判をみると わかるよ、

つまり、問題への一つの解決策として理解できるよ

という話。

  • 1 経営組織と経営組織論
    →「経営」という言葉の多義性:3つの理由
    1.  
    2.  
    3.  
  • 2 経営学における組織論問題
    →ドイツ経営学における「企業の理論」
    • 「経済的数量」を扱う理論と「組織を扱う理論」
  • 3 オープン・システムとしての経営組織
    →基本構図とそれに対する批判
    • 〈環境〉概念および環境決定論に対する批判:→「自己言及性」
    • 構造形成についての反省→「自己組織化」(この項趣旨不明)
  • 4 意思決定論に対する諸批判
    4つの批判例(この論文ではこのへんはあっさりと)
    1. ピーターズ&ウォーターマン
    2. ブルンソン
    3. 伊丹&加護野
    4. ミンツバーグ
      • "The Structure of "Unstructured" Decision Processes", Administrative Science Quarterley 21, 1976
        "Of Strategies, Deliberate and Emergent", Strategic Management Journal 6, 1985

「意思決定」が「心理的」なものではない件について。(ここあとで再考)

  • 5〜7 (ルーマン組織論の解説なので略。)