経験的であるとはどのようなことか

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けいけんてき【経験的】(形動)

経験によって得られるさま。また、経験によって得た知識や感覚を重視するさま。「昔の船乗りは嵐の前兆を―に知っていた」

けいけんてきがいねん【経験的概念】

経験に由来して形成される概念。例えば、人・犬・動物など。

けいけん【経験】(名) スル

  • 接触れたり、見たり、実際にやってみたりすること。また、そのようにして得た知識や技術。「はじめての―」 「この痛さは―しなければわからない」 「―を積む」 「―が浅い」
  • 実験。「 蒸気の力を―する器具を製せしが / 西国立志編(正直) 」
  • 《哲》 〔experience〕 理念・思考や想像・記憶によってではなく、感覚や知覚によって直接に与えられ体験されるものごと。

けいけんかがく【経験科学】

純粋に理論を探究する科学に対し、経験的事実を対象として実証的に諸法則を探究する科学。実証科学。

けいけんしゅぎ【経験主義】

  1. 「経験論」に同じ。
  2. 理論的認識によらずもっぱら自己の具体的な経験のみを重んずる態度。 ⇔ 合理主義

けいけんろん【経験論】〔empiricism〕

知識の源泉は理性ではなく、もっぱら感覚的経験にあるとする哲学上の立場。生得観念を否定した一七、八世紀イギリス経験論( F =ベーコン・ロック・バークリー・ヒューム)が代表的。経験主義。経験哲学。


■グランドコンサイス

empirical

━━ a.
経験の, 経験的な; 経験主義の, 実証的観察に基づく; やぶ医者的な.

empiricism

━━ n.
【哲学】経験主義, 経験論; 経験(主義)的な結論; 経験依存的な[非科学的な]医療, やぶの治療.