論点再確認。
- 佐藤俊樹, 2000, 「〈社会システム〉は何でありうるのか──N.ルーマンの相互作用システム論から──」(『理論と方法』15(1)、2000、ハーベスト社)
- 佐藤俊樹, 2005, 「閉じえぬ言及の環──意味と社会システム──」 in ISBN:4326601884
- 佐藤俊樹, 2006, 「コミュニケーション・システムへの探求」 in 『インターコミュニケーション』No.56、NTT出版
http://www.nttpub.co.jp/ic/ic002.php?id=27 - 佐藤俊樹, 2006, 「官僚制と官僚制化──オートポイエティック・システム論の視界と限界」 in isbn:4623046494

Die Gesellschaft der Gesellschaft
- 作者: Niklas Luhmann
- 出版社/メーカー: Imprint unknown
- 発売日: 2007/05/24
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対面している/不在であるという差異は何ら存在論的な、所与の、客観的な事態ではない。それはシステムの作動によって初めて産み出されるのであり、観察者はこの差異を生産し再生産するシステムを観察する場合に初めて、当の差異を認識しうるのである。[‥]このシステムの自己観察にとっては、始まりと終わりが規定されうるのは《その間》のほうからだけである。[‥]このシステムにとって始まりと終わりは、自身の作動のなかで構成される意味契機であり続ける[‥]。
とか、いいことも言ってるんだけどなぁ。
どうしてこれ↑をちゃんと──類型論なんかに訴えることなく──研究しよう、という話にならないのかなぁ。それが謎。