イアン・ハッキング『何が社会的構築?』

夕食。
いやー。翻訳があるってほんとうにありがたいことですね。

何が社会的に構成されるのか

何が社会的に構成されるのか

1章、2章&3章。

  • 黒木玄はえらかった。
  • ネルソン・グッドマンからの手紙。[p.142]
  • マンハイムにおける、イデオロギー批判にかかわる〈真理/機能〉という区別について。[p.125]
  • むかしは「ループ効果」とか言ってたけど最近は「相互作用種」という言葉のほうがお気に入りだよ。

・2章の論理実証主義の話がたいへん勉強になります。
・グッドマン、クワインそのほかの「哲学者」の仕事に対する論評重要(社会学にとって)。[p.107]


本日のカナディアン(?)ジョーク。

この[『クォークを構成する』という]タイトルで、ピカリングは社会構成主義の立場を旗幟鮮明に打ち出している。でも、量子力学の標準理論によれば、クォークこそは全宇宙を構成する最も基礎的な物質。そこから宇宙が積み上げられる建築ブロック。[p.155]


参照文献。
どっちかは持ってたよな...

マンハイム全集〈2〉知識社会学 (1975年)

マンハイム全集〈2〉知識社会学 (1975年)

現代社会学大系〈8〉知識社会学 (1973年)

現代社会学大系〈8〉知識社会学 (1973年)


これは読んだ気がするが...。

七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末

七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末

ほほう。こんな訳もあった。
迷路のなかのテクノロジー

迷路のなかのテクノロジー