夕食。すげーひさびさに読んだ。パーソンズに依拠し過ぎ。
- 作者: スチュアートヒューズ,Stuart H. Hughes,生松敬三,荒川幾男
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本
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- 第1章 いくつかの予備的考察
- 第2章 1980年代──実証主義への反逆
- 第3章 マルクス主義批判
- 第6章 心理総主義の歴史観
- 第7章 マキアヴェルリの末裔──パレート、モスか、ミヘルス
- 第8章 マックス・ウェーバー──実証主義と観念論の克服
まで。
第8章 序説 デュルケームと実証主義の残滓
ある思想家がその若い頃の基本前提をあらためて、のちに社会経験の性質についての新しい解釈へと次第に移行してゆく という過程は、この研究のこれまでのところでもしばしば注目してきたところである。(‥) ところでエミール・デュルケームの場合は、そうした変化のもっともドラマティックなひとつの例である。(‥)実証主義的傾向の強い存在であったデュルケームは、漸次その内実はまったく観念論的な立場へと進んでいってしまったのである。(‥) デュルケームは、自分が当初の立場からどんなに遠く離れたところまできてしまったかを一度として明確に自覚したことがなかった。自分の最終的な立場にじゅうぶん首尾一貫した説明をあたえるだけの時間的余裕を得るにいたらずして、彼は死んでしまったのである。[p.188]
のっけからすごい言われようです♪