夕食。第2章再訪。ひきつづきちんぷんかんぷん(死語)。
- 作者: マイケル・E.ブラットマン,Michael・E. Bratman,門脇俊介,高橋久一郎
- 出版社/メーカー: 産業図書
- 発売日: 1994/11
- メディア: 単行本
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意図の「取り消し可能性」──ある時点に意図されたことが、後に取り消されうること──を以て、「行為の決定不能性」をいう人がいるよね。でもそれはヘンだ。「意図によって行為が決まる」というのは、「意図されたことが 再顧慮を受けずに遂行される」ということだ。「取り消し可能」ということと「決まっている」ということとはぜんぜん矛盾しない。だから、「取り消し可能」ということをもって「決定できない」などということはできないよ。(大意)
なにしろ「取り消し可能だ」というためには、取り消される当の事柄が前もって「決まって」いないといけない──「決まって」いないものは「取り消す」ことすらできない──のだから、この主張↑は もっともなものであるように思われる。