涜書:小池和男『日本産業社会の「神話」』

自称大先生本(大意)だけど。おもしろかった。でも、「周知のように」とか「いうまでもなく」とか言い過ぎ。
あともうちょっと注をうまくつかって文章を書いていただきたい。
そのうち『日本の賃金交渉―産業別レベルにおける賃金決定機構 (1962年)』も読む。

日本産業社会の「神話」―経済自虐史観をただす

日本産業社会の「神話」―経済自虐史観をただす

  1. 激しい個人間競争
  2. 日本の働く人は会社が好きか──意識調査の国際比較
  3. 「年功賃金」は日本の社会文化の産物か──戦前日本の軍のサラリー
  4. 日本は長く働くことで競争力を保ってきたか
  5. 日本は企業別組合
  6. 政府のお陰か──綿紡績業の展開
    己を知る難しさ──「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」
  • chap.03 wikipedia:足高の制
    • サムライでも 生まれながらの家柄によって障害のサラリーが決まっていたのは、おそらく17世紀後半から18世紀初頭までの短い期間ではなかったろうか。[p.108]
    • cf. 1680:第五代綱吉、1709:新井白石、1716:第八代吉宗、1723:足高の制


■年表

■文献


あと、このへんもぱらぱらと。

責任と自由 (双書エニグマ)

責任と自由 (双書エニグマ)

  • 責任
    • ストローソンの責任概念
    • 責任とは何か
  • 自由をめぐって
    • 「別の行為も行うことができた」ということ
    • 意志の実現
    • 「別の意志ももつことができた」ということ
    • 本心の実現
    • 通時的コントロール
  • 合理的〈実践〉能力と自由
    • 合理的〈実践〉能力
    • 自由(コントロール)の解明
経営人類学ことはじめ―会社とサラリーマン

経営人類学ことはじめ―会社とサラリーマン

  • 経営人類学にむけて
  • 日本企業の権力継承
  • 大軌=近鉄にみる「会社主義」の変遷
  • 財閥関係者の準拠集団行動と社会的基盤
  • 会社と宗教
  • シンガポールの中国系移民における文化的価値観と企業家精神
  • 宗教的価値と企業のダイナミックス
  • 「組織人間」とマネジメント思想
  • 人はいかにして組織人間になるか
  • 日本の企業秘書の集団執務体制
  • 江戸幕府サラリーマン事情
  • サラリーマン型人間像の誕生と終焉
  • J社の香港現地法人の日本人女性従業員について
  • ブラジルの企業管理職
  • 二人のイラストレータ
  • 日本人サラリーマンとアメリカ人サラリーマンの交流
  • サラリーマンの日英比較