『概念分析の社会学』合評会@大阪大学 終了

1月11日に、大阪大学にて『概念分析の社会学』合評会を開催していただきました。id:contractio:20100111

概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学

概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学


 今回のイベントは、まぁ要するに その前日に奈良で行われた エスノメソドロジーのシンポジウム id:contractio:20100110 に引っ掛けて企画されたものでありまして、発起から開催まで ひとつき未満──告知から開催まで10日程度(!)──という かなり慌しいものになってしまいました。幸いにも20名を超えるみなさんにご参加いただくことができましたが、このような状況の中で企画に携わられた主催・共催のみなさま、また参加していただいた みなさまに あらためて深く御礼を申し上げます。

 フロアには さまざまな地域や専攻分野・職種の方がおられ、みなさんから非常に多くのご意見・ご質問をいただいたこともあって、小規模な会ならではの、ディスカッションを中心とした とても活発で楽しい研究会になったかと思います。どうもありがとうございました。
 また誰か企画してください。


 ところで、ご参加いただいた上山さんに、はやくも会の模様をレポートしていただいています:id:ueyamakzk:20100112。 のちほど私からも、別エントリにて応答させていただこうと思います。


後日談


当日研究会の場で、司会の方の提起で、フロア全員の自己紹介があったのですが、そのとき モゴモゴ言ってて所属と名前が聞き取れない人がいらっしゃいました。その方は、私の小報告が終わったあとの質疑応答時間に質問をしてくださり、

  • 質問者: 要するに「エスノメソドロジーこそ本当の現象学だ」 というまとめでいいですね?(大意)
  • わたし: そのような危険な ご質問には お答えいたしかねます。

というようなやり取りもありましたので、私はいよいよ「ナニモノかなー。あの風貌からして人類学者かなー。」とかと訝しみつつも流していた気にかけていたわけであります。
 で、幸いにも その方は懇親会の席に隣り合わせたので お名前を伺おうとしたところ、会場から「あとで自己紹介もう一度しようぜ」という声があったので、「じゃぁその時確認すればいいか」と思い、あえて名前を尋ねたりしませんでした。 ──が、結局「再自己紹介」はありませんでした。

 そんなわけで、何者であるか 結局わからないまま東京に帰ってきてしまったのですが、先ほどその人こそが ねずみ王様 であることが(本人の申告により)判明し、私はいま静かにやや動揺しています。


 「人類学者風」→「労働組合風」という自然な連想が働かなかったのが敗因だと思いますが、いまはただ 自らの洞察力不足を反省しておる次第。