おそろしいものをいただいてしまいました。ありがとうございます。
ポトラッチゲームの始まりでしょうか。
A5判・632頁です。いつ読めるのかわかりませんが、でもなんとか時間をつくって読みましょう。
定価 6825円。ページ数のわりには安い安心のナカニシヤ価格。
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現在の個人主義化のプロセスを通じてみられる矛盾は、このように深刻なものである。この矛盾が社会に突きつけているのは、みずからを統治不可能なものとしかねない分断化の恐れである。すなわち、社会的地位の安定ゆえに個人主義と自律を結びつけることのできる者を一方の極に、そして個人として存在することが手がかりの不在と保障の欠落とを意味してしまうがために、それを十字架として背負わなければならない者をもうひとつの極へと置く、社会の二極化の恐れである。 (本書「結論 負の個人主義」より) |
第一部 後見から契約へ
- 第一章 近接性に基づく保護
- 第二章 土地に縛られた社会
- 第三章 名もなき賃金労働者
- 第四章 自由主義的近代
第二部 契約から身分規定へ
- 第五章 国家なき政治
- 第六章 社会的所有
- 第七章 賃金労働社会
- 第八章 新たな社会問題
- 結 論 負の個人主義