お買いもの・涜書:ハイデッガー研究会『科学と技術への問い』

「編者7人」にびっくりしてたら、共著者が25人近くいた。

科学と技術への問い―ハイデッガー研究会第三論集

科学と技術への問い―ハイデッガー研究会第三論集

第一部 前期ハイデッガーにおける科学と技術

第二部 後期ハイデッガーにおける科学と技術

  • 「惑星と技術」 ペーター・トラヴニー
  • 「物と総かり立て体制」 森一郎
  • 「芸術と学問」 関口浩
  • 「技術支配の時代における芸術」 渡辺和典
  • 「尺度と同等化」 陶久明日香

第三部 現代における科学と技術──ハイデッガー的アプローチ──

最終章が「質的研究」論だったのにびっくりして、とりあえずそれを読んでみたら、「ひとは如何にしてエスノメソドロジーと出会いそこねる*か」の見本のような論文であった。
* そしてひとは、その代わりに好井裕明に出会ってしまうのだなぁ。なんと切ないことよ。

山本英輔「ハイデッガーと精神科学の問題──質的研究の興隆に寄せて」

  • はじめに
  • 1 ハイデッガーにおける精神科学
  • 2 後期の科学批判
  • 3 質的研究
  • おわりに