Stephen Turner & Jonathan H. Turner「不可能な科学」

The Impossible Science: An Institutional Analysis of American Sociology (SAGE Library of Social Research)

The Impossible Science: An Institutional Analysis of American Sociology (SAGE Library of Social Research)

下記論文経由で上掲の不穏なタイトルを持つ書籍の存在を知りました。
私が読む機会はないと思いますので誰か読んだら内容教えてください。


訳者あとがきに曰く:

ステフェン・ターナーの名は,1990 年刊行のジョナサン・ターナーとの共著『不可能な科学:アメリ社会学の制度的分析』セイジ出版で,アメリ社会学を戦前のシカゴ学派,戦後のハーバード学派(パーソンズ学派)を中心にとなえるオーソドキシーに異を唱え,

  • ギデングズ→オグバーン→ダンカン→クロッグ(統計学,相関分析,パス解析の系譜)
  • ギデングズ→チェイピン→セウェル→ウィスコンシン・地位達成派(測定の系譜),
  • チェイピン→スタウファー,ラザースフェルド(応用心理学・カテゴリー分析の系譜)

アメリ社会学の主流と見なす新しいアメリ社会学史家として印象に残っていた。パーソンズマートンの機能主義に対しては批判者の目で見る学者である。


訳者あとがきに紹介されていた次の論文も、紀要の次の号に訳しておられました。こちらは、コロンビア大学社会学部についての論考だとのこと。