今年度は、様々なトピックについて、「[1] マートンが学んだもの、[2] マートン自身の見解、[3] マートンに対する批判」を1セットとしてアメリカ社会学史を描く、というのを考えてます。
が、マートン先生仕事しすぎてて、15回で済ませるには「何を取り上げないか」がシビアに問われる状況となっております。苦しい。
あと講義準備と信頼論の文献が被ってきてしまった。http://socio-logic.jp/pr/2016_SakaiTaito.php
講義は後期の月曜夜都内(港区)にて。モグリ希望者は上記紹介ページから申し込んでください。
偉大な社会、貧困との戦い
- 大森 彌(1987)「「偉大な社会」の夢─LBJ〔リンドン・ベインズ・ジョンソン〕「貧困との戦い」再訪 (アメリカの夢<特集>)」アメリカ学会 アメリカ研究 21
http://ci.nii.ac.jp/naid/40000099069
逸脱、アノミー、社会問題
- トラヴィス・ハーシ(1969→1995/2010)『非行の原因―家庭・学校・社会へのつながりを求めて』文化書房博文社
- 西尾 勝(1975)『権力と参加―現代アメリカの都市行政 (東大社会科学研究叢書 47)』東京大学出版会
- 森田洋司(1977)「犯罪社会学とラベリング論」日本犯罪社会学会 犯罪社会学研究 2
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002780102 - 南 保輔(1983/2011)「「レイベリング論」から「相互作用論」へ(1):レイベリング論の自己増幅過程」成城大学 コミュニケーション紀要 22
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008667600 - 森田洋司(1986)「犯罪社会学における実証主義的思潮とボンド・セオリー(大藪壽一教授退任記念号)」大阪市立大学文学部紀要 人文研究 38
- 星野周弘(1981)『犯罪社会学原論―犯罪・非行の発生過程と一般予防』立花書房
- 石川 准(1983)「社会問題過程の分析:道徳的コンフリクトを中心に」ソシオロゴス 07
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slogos/archive/07/ishikawa1983.pdf - バリー・クリスバーグ(1991→1995)「「犯罪社会学者の使命」―あなたは今でも社会学者を通しているだろうか 付,デンヴァー,ロチェスター,ピッツバーグ研究の概要」浅川エリ子ほか訳、国士館大学比較法制研究所 比較法制研究 18
http://ci.nii.ac.jp/naid/40004151357
アノミー
- フィリップ・ベナール(1973→1988)『デュルケムと女性、あるいは未完の『自殺論』 アノミー概念の形成と転変』 杉山光信・三浦耕吉郎訳、新曜社
知識
科学
知識
- 犬飼裕一(2007)「コミュニケーション研究のヨーロッパ種とアメリカ種 上:マートン知識社会学の研究」 北海学園大学学園論集 133
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006996484 - 犬飼裕一(2007)「コミュニケーション研究のヨーロッパ種とアメリカ種 中:マートン知識社会学の研究」 北海学園大学学園論集 134
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006996490 - 犬飼裕一(2008)「コミュニケーション研究のヨーロッパ種とアメリカ種 下:マートン知識社会学の研究」 北海学園大学学園論集 135
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006996498
イデオロギー
- 田中義久(1967)「イデオロギー研究の方法論的基礎:分析体系論の観点から」日本社会学会 社会学評論 18(1)http://ci.nii.ac.jp/naid/110001245823
マスコミと世論
- 田中義久(1969)「マートンのマスコミュニケーション論(上)」東京大学新聞研究所紀要 18 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000275965
- 田中義久(1990)「原風景( <特集> マス・コミュニケーション研究の系譜)」 日本マス・コミュニケーション学会 新聞学評論 39 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002772827
機能分析と中範囲の理論
- 社会学評論 Vol. 57(2006 - 2007) No. 1、特集「理論形成はいかにして可能か」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsr/57/1/_contents/-char/ja/