借りもの:居安 正(2000)『ジンメルの社会学』


ジンメルの社会学 (社会学史研究叢書)

ジンメルの社会学 (社会学史研究叢書)

引用

序説

ジンメル先生曰く

社会学という科学が掲げるのをつねとする要求は、19世紀において大衆が個人の利益に対して獲得した実際の勢力を理論的に継承し反映することである。[13]

G・ジンメルの都市論について

『貨幣の哲学』

芸術は つねに個別的で狭く局限された問題、たとえばある人物、風景、情趣に沈潜し、そしていまや個別的な問題の普遍的なものへのすべての拡張を、世界感情の大きな息吹のすべての付加を、豊富化、贈り物、いわば過分な幸福享受のように感じさせる。

G・ジンメルとM・ウェーバー

痛烈なウェーバー批判。

ウェーバーの「『宗教社会学』は…「宗教」の社会学的な比較研究であり、『経済と社会』は…経済との関係における共同体と社会関係、さらには宗教社会学法社会学、支配社会学などであり、社会的行為そのものは詳しくは考察されていない。[160]