デュムシェル&デュピュイ(1979→1990)『物の地獄―ルネ・ジラールと経済の論理』

これも1979年。ロザンヴァロン『経済自由主義』と同じ刊行年。


  • I 記号と羨望(ジャン=ピエール・デュピュイ)
  • II 稀少性のアンビヴァランス(ポール・デュムシェル)
    • 1 稀少性と暴力
    • 2 稀少性と共同体
    • 3 模倣による危機
    • 4 稀少性と模倣による危機
    • 5 暴力と経済
    • 6 自由主義の伝統
    • 7 社会的制度化

2-2でサーリンズに拠りつつ「稀少性」について、2-3でジラールに拠りつつ「聖なるもの」について確認したあと、2-4 で両者を比較する、というのが中心部分の構成。