お買いもの:岩出 博(1989)『アメリカ労務管理論史』

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第I部 アメリ労務管理論の発達
第II部 アメリ労務管理論の新展開
  • 第5章 人的資源理念の生成
  • 第6章 伝統的労務管理論の新展開
  • 第7章 人間関係論的労務管理論の新展開
  • 第8章 組織行動論的労務管理論生成の可能性
  • 第9章 システム論的労務管理論生成の可能性
第III部 アメリ労務管理論の展望

序章

第一章 アメリカにおける労務管理の成立

  • 労務管理:personnel management / administration
  • [009] 労務管理の役割:①経営労働秩序の安定・維持 と、それに基づく ②労働力の効率的活用
  • [010] 能率増進運動 efficiency movement:19世紀の労働運動に対する経営者側のリアクションです。
  • 成行管理 drift management:利潤分配制や割増賃金制など、賃金支払制度の合理化によって労働能率の向上をねらったもの
  • 科学的管理:賃率決定の科学化。個々の労働者の作業能率を増大させることにより、労働者にとっての高賃金と経営者にとっての低労務費の同時達成を目指した。
  • [012] テイラーの理念:科学によって労使は協力できる。科学による精神革命こそ科学的管理法の本質である。
  • [012] ミュンスターバーグの産業心理学
  • [014] 第一次世界大戦。陸軍に「人事分類委員会」(the Committee on Classification of Personnel)が設置され、産業心理学者と雇用管理者の協力のもとに兵科適正の測定のためのテストが開発さた。1920年代には、この選抜テストが労働者選抜・配置上の主要な手続として喧伝された。
  • 1910年代。職業補導運動 vocational guidance movement
  • [015] 合衆国の総人口
    1860年 3140万人
    ・1900年 7600万人(うち移民1400万人)
    1920年 10600万人
  • [016] 福利厚生運動 welfare movement
  • [017] 労働組合組織率
    ・1900年 06%
    ・1910年 10%
    1920年 20%
  • 産業民主主義思想の登場