via 篠崎恒夫(1967-8)「人間関係論批判序説」
https://contractio.hateblo.jp/entry/20220620/p6
ハーバード学派(メイヨー&レスリスバーガー、バーナード)における「人間行動の三側面」論について。
馬場敬治(ばば けいじ、1897年(明治30年)3月22日 - 1961年(昭和36年)8月10日)は、日本の昭和期の経営学者である。 東京大学名誉教授、千葉工業大学元学長。大正15年7月10日の日本経営学会創立会議に臨席する。人間関係論にもとづく経営学理論をとなえ、組織論の基礎を確立した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E5%A0%B4%E6%95%AC%E6%B2%BB
馬場は1897年生まれ、尾高は1908年生まれなので、11歳違い。本書刊行時は57才くらい。
- 第一篇 經營學の課題と內外經營學界/p1
- 一 序言/p3
- 二 從來の內外經營學界と人間關係の閑却―夫れに因る不備/p6
- 三 「價値の流れ」の經營學が人間關係を閑却せし諸事由/p15
- 四 「仕事の組織」の經營學が人間關係を閑却せし諸事由/p20
- 五 人間關係論の擡頭/p28
- 六 以上の綜括と經營學が向後進むべき途/p39
- 七 經營組織に於ける人間關係の問題の重要なる諸理由/p43
- 第二篇 米國に於ける組織理論の新展開/p53
- 一 序言/p55
- 二 產業硏究の經濟學的偏向と人間關係論擡頭に依る是正/p57
- 三 人間關係論の注意すべき内容―人間行動の三側面/p62
- 四 人間關係論の注意すべき內容―情感の諸特質/p69
- 五 人間關係論の注意すべき内容―經營組織に於いて活動する人間の動機に關する經濟學的見解の不備の闡明/p76
- 六 人間關係論の注意すべき內容―經營組織に活動する人々の基本的動機/p82
- 七 人間關係論の注意すべき內容―組織に於ける誘因/p87
- 八 人間關係論の注意すべき內容―組織の全過程に關する理論の擡頭/p94
- 九 バーナード・サイモン理論の槪要(其一)/p98
- 十 バーナード・サイモン理論の槪要(其二)/p107
|
- 第三篇 識られざる經營學の眞面目/p113
- 一 序言(人間關係論と組織の硏究―人間關係論に對する我國一部の謬見の是正)/p115
- 二 經營組織の靜的構造―「經營組織の三層の性格」/p128
- 三 經營組織に於ける動的過程/p139
- 四 現代經營組織の目的の問題/p145
- 五 經營組織の改革と社會の改革―本格的なる經營學の持つ重要性/p152
- 第四篇 所謂人間關係論と組織の問題併せて、廣義の人間關係論に就いて/p165
- 一 序言/p167
- 二 人間關係論と組織の硏究/p169
- 三 人間關係理論の主要なる缺點と三種の人間關係方策論/p173
- 四 廣義の人間關係論に就いて/p176
- 第五篇 經營組織に於ける人間の硏究と其の方法に就いての一寄與―ホーソーン・エックスペリメントの中心部分たるインターヴューイング・プログラムの成果に就いて―/p189
- 一 序言/p191
- 二 インターヴューイング・プログラムの登場と其の目指すもの/p201
- 三 インターヴューイングの理論と方法の展開/p218
- 四 「インターヴュー實施上の準則」と「人事助言計畫」/p257
- 第六篇 一次的組織と二次的組織に關する若干の考察現代經營組織に關するメイヨー一派の所說と其の批判に關聯して/p271
- 一 序言/p273
- 二 二種の一次的組織の槪念/p278
- 三 狭義の一次的組織の主要なる諸特質と之を中心としての他種組織との比較/p290
- 四 二次的組織としての現代經營組織に就いての若干の考察/p308
- 附錄 人間組織の問題と經營學の新動向/p321
- 一 本格的なる經營學の樹立と組織論的基礎の必要/p323
- 二 人間組織の理論とは如何なるものを意味するか/p325
- 三 組織論と本格的なる經營學との關係/p329
- 四 最近米國に於ける組織論樹立への試みの一例/p334
|
篠崎論文の参照箇所
p.32 と pp.65-8 の二か所。
一つ目。第一篇「經營學の課題と內外經營學界」>五「人間關係論の擡頭」
二つ目。第二篇「米國に於ける組織理論の新展開」>三「人間關係論の注意すべき内容―人間行動の三側面」
p. 66でした。しかし根拠が書いてない。