ハラウェイ(1989)『猿と女とサイボーグ』第2部「論争をはらんだ読み:語りの本質と語りとしての自然」

ISBN:4791769902 ISBN:4791758242

  • 第4章 はじめにことばありき:生物学理論のはじまり 137
  • 第5章 霊長類の本質をめざした争い:フィールドに出た男性=狩猟者の娘たちの1960~1980 157
    • 0
    • 1 父系の霊長類学:ある特定の生活様式 165
    • 2 ラングール・コネクション 177
    • 3 病める社会集団と健全な社会集団:モデルにまつわる一つの問題 180
    • 4 ラングール・オデュッセイア:ヒーロー、性、投資の運用
    • 5 好機便乗主義者たちの生殖上の権利:生態学的万能選手たるラングールと人間 194
    • 6 誰が何を見たのか:不安定な存在となった事実 200
    • 7 解きほぐす作業と織りあげる作業:意味をめざす争い 203
  • 第6章 プチ・エメチェタを読む:女性学における「女性の経験」への挑戦 209

第4章 はじめにことばありき:生物学理論のはじまり

20ページ全21段落。
(01) 冒頭。疑問文鬼畳み掛け。

  1. 自然科学について、フェミニストたちが、何か格別に言うべきことはあるのだろうか?
  2. 性差別的な科学や、そうした科学が生産されてくる状況について、フェミニストたちは、批判に専念せねばならないのだろうか?
  3. それとも、フェミニストたちは、科学知のあらゆる面を照らし出すような認識論革命にむけて、せっせと基礎を築かなくてはならないのだろうか?
  4. ギリシャの科学や17世紀の科学革命から受けついだ諸理論と似通った含意を有するような、何か特段フェミニズムならではの知の理論といったものが現在成長しつつあるのだろうか?
  5. 科学をめぐる疑問を息づかせているフェミニズムの認識論も、現存の表象理論や哲学の実在論の一員だということになるのだろうか?
  6. それとも、フェミニストたちは、リアルな実在世界や客観的立場への接近の可能性を否定するようなラディカルな形態の認識論を採用しなくてはならないのだろうか?
  7. 知についてのフェミニズムのさまざまな基準は、主体と対象が決裂したり、非侵犯的な知る行為と、予測やコントロールとが決裂したりするジレンマを真に終結させるのだろうか?
  8. 科学と人文主義とのさまざまな関連について、フェミニズムゆえに何か見抜いていることがあるだろうか?
  9. 知と権力の厄介な関係について、フェミニストたちが何かつけ加えることはあるだろうか?
  10. フェミニズムの威信や名づけの権力は、世界に新たなアイデンティティを与えるだろうか?
  11. フェミニストたちが科学に精通して、科学を支配することはできるのだろうか?

「この章では四つの本を取り上げます」的なことが言われているが、そもそもどれが「四つの本」なのか すぐにはわからない書きっぷり。すごい。

第5章 霊長類の本質をめざした争い:フィールドに出た男性=狩猟者の娘たちの1960~1980

51ページ61段落

1 父系の霊長類学:ある特定の生活様式 165

2 ラングール・コネクション 177

3 病める社会集団と健全な社会集団:モデルにまつわる一つの問題 180

4 ラングール・オデュッセイア:ヒーロー、性、投資の運用

5 好機便乗主義者たちの生殖上の権利:生態学的万能選手たるラングールと人間 194

6 誰が何を見たのか:不安定な存在となった事実 200

7 解きほぐす作業と織りあげる作業:意味をめざす争い 203

第6章 プチ・エメチェタを読む:女性学における「女性の経験」への挑戦

30頁全35段落。

  • (15-30) エメチェタ読解
    • (23-24) ①オグニェミ
    • (26-28) ②クリスチャン
    • (29-30) ③ハラウェイ
  • (31-34) 小説のあらすじ