山野弘樹(2025)『20代からの文章読解:人文学的思考を鍛える「読み方」10講』

哲学入門読書会第3シーズンの書籍選定。

  • はじめに
    • 今なぜ読解を学ぶのか
    • 「読む」ことが非日常のことになっている
    • 学問にかかわるすべての文章を読む力
    • 人文学的思考の実践へ
    • 本書の構成
  • 基礎編
    • 第1章「読める」とはどういうことか
      • 読解とは何かを定義する
      • 「文章を読む」という行為の複雑さ
      • 自分で問いを立てる
    • コラム 「論理的な文章」についての補足① 「学術論文」の構
    • 第2章 意味を解釈するということ
      • 「意味」についての哲学的探究
      • 「解釈する」行為の内実
      • 「問い」は主体的•能動的に問われるもの
      • 意味は「問いに答える営み」によって変わる
      • 「問い」なくして「解釈」はありえない
    • 第3章 論理構造を読み取るということ 47
      • A=B、B = C、ゆえにA=C
      • 根拠判断となる箇所を見つけ出す
      • 論理構造の妥当性を吟味する
      • 長いパラグラフを精読する
    • コラム 「論理的な文章」についての補足② 教養書との向き合い方
  • 実践編
    • 第4章 テクストに対していかに問うのか①
      • 「問うこと」は4つに分けられる
      • 「具体を問う」とは何をすることか
      • 信じているとはどういうことか
      • 「何を指しているのか」につまずく原因
      • 「何が省略されているのか」を考える
    • 第5章 テクストに対していかに問うのか② 89
      • 「根拠を問う」とは何をすることか
      • 筆者の主張を批判的に吟味する
      • 「おや?」と思うことが理解を厚くする
      • チャリタブル・リーディング
    • コラム 悪文について「読みづらさ」についての考察
    • 第6章 テクストに対していかに問うのか③ 101
      • 「要約を問う」とは何をすることか
        A.要約の利点
        B.要約の条件
        C.要約の方法
      • 要約の核を作成する
      • 要約の核に肉付けする
    • コラム レ卜リカルな文章に要注意
    • 第7章 テクストに対していかに問うのか④ 129
      • 「本質を問う」とは何をすることか
      • 主体的に読むために必要なこと
      • 本質を探究する思索①「約束」とは何をすることか
      • 本質を探究する思索②「許す」とは何をすることか
      • 結論
    • コラム 入門書の使い方について
  • 発展編
    • 第8章 抵抗としての読解
    • 第9章 考えさせない時代に抗して
    • 第10章 世界の意味を取り戻すということ

第2章 意味を解釈するということ

45 解釈のプロセス:

  • (1) 「問い」を自ら提起する。
  • (2) その「問い」に答えることを通して、「文脈」を整理•形成する。
  • (3) その「文脈」の中に単語.文章/出来事を位置づけることによって、「意味」を特定する。

実践編

実践編で扱う問いのパターン

  • (1) 具体についての問い
  • (2) 根拠についての問い
  • (3) 要約についての問い
  • (4) 本質についての問い

第6章 テクストに対していかに問うのか③

  • [113] 要約を行うときに手がかりとなる3つの問い
    • (a) 筆者の問題意識についての問い
    • (b) 筆者の論敵についての問い
    • (c) 筆者の主張についての問い
  • [124] 要約のプロセス
    • 1. 「要約についての問い」、すなわち、(a)筆者の問題意識についての問い/(b)筆者の論敵についての問い/(c)筆者の主張についての問いを意識しながら本文を読む。
    • 2. 筆者の議論からキーワードを抜き出しつつ、〈要約の核〉となる文章を作成する。
    • 3. 〈要約の核〉の内容を肉付けするような筆者独自の表現を抜き出し、要約に付け加える。