涜書:コッカ『歴史と啓蒙』

ルーマン社会構造とゼマンティク 1 (叢書・ウニベルシタス)』読書会にあわせて再訪。
1989年刊行。

歴史と啓蒙

歴史と啓蒙

  • まえがき
  • 第1章 物語への回帰?──史的論証のための弁明
  • 第2章 比較の意図を持つヨーロッパ史の諸問題
  • 第3章 構造と経験のはざまの社会史──日常史の挑戦
  • 第4章 女性史をめぐる論争
  • 第5章 伝統と解放──初期のドイツ労働運動
  • 第6章 ドイツ史における国民の問題 1870-1945年
  • 第7章 ヒトラー以前のドイツ史──「ドイツの特殊な道」をめぐる議論について
  • 第8章 「全体主義」と「ファシズム」──誤った概念論争への反論
  • 第9章 破壊と解放。ドイツ史の転換点としての1945年
  • 第10章 歴史と啓蒙


「なぜ20世紀の歴史家たちは こんなにも「物語」を話題にしたのか」問題について、そろそろ歴史的な研究が開始されてよい頃なのではあるまいか。

涜書:イッガース『ヨーロッパ歴史学の新潮流』

ルーマン社会構造とゼマンティク 1 (叢書・ウニベルシタス)』読書会にあわせて再訪。

1975年刊行。1章と3章を。

New Directions in European Historiography
ヨーロッパ歴史学の新潮流

ヨーロッパ歴史学の新潮流

  • 第1章 伝統的歴史学の危機
  • 第2章 フランスにおける『アナル』の伝統──総合的人間科学としての歴史
  • 第3章 歴史主義から「歴史的社会科学」へ──フィッシャー論争以後における西ドイツの歴史叙述
  • 第4章 マルクス主義と近代社会史
  • 第5章 最近のアメリカ社会史の傾向──接近の限界
  • 附 章 エピローグ──過去十年を振り返って