2024-01-01から1年間の記事一覧

酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム」第五回

第四回まで書いたところで力尽き しばらくお休みしてしまいましたが、吉川浩満さんとの共著連載「読むためのトゥルーイズム」の第五回を入稿しました。 2024年8月7日発売号(九月号)に掲載予定です。 前回までで準備作業のうちの「目次を読む」が終わり、今…

哲学書を読むための論理学サマースクール@一橋

今年もまた、アイツが帰ってくる。 ㅤ 哲学書を読むための論理学サマースクール 講師:葛谷潤・富山豊

第29回 日米経営学史茶話会:梅崎・南雲・島西(2023)『日本的雇用システムをつくる 1945-1995』第10回

私が世話人を務める著しく多数の読書会すべての中で最も人気のない日米経営学史茶話会の次回例会は 8/6夜に開催します。 お申し込みはこちらから。 第29回 日米経営学史茶話会 文献:梅崎修・南雲智映・島西智輝,2023,『日本的雇用システムをつくる 1945-1…

第二期史料データセッション 第32回

史料データセッション第32回を 2024年6月30日(日)午前に開催します。 史料提供者 木村直恵(学習院女子大学)「戦後日本の寄合記述--デモクラシーと通俗道徳」 きだみのる「気違い部落周游紀行」1946 より 34節「協同作業とは協同してじぐをまくことである…

渡辺和博とタラコプロダクション(1984/2010)『金魂巻:現代人気職業三十一の金持ビンボー人の表層と力と構造』

UTデータセッション実習の準備。 これは厳しい。ほとんど何を言っているかわからないぞ。金魂巻: 現代人気職業三十一の金持ビンボー人の表層と力と構造作者:渡辺 和博,タラコプロダクション主婦の友社Amazon金魂巻―現代人気職業三十一の金持ビンボー人の表層…

朴 沙羅 単著執筆準備作業進捗報告互助会2-03

次回は 6/25(火)夜に開催します。 月に一度のペースでおこなわれる新書の刊行準備会です。作業タイトルは「日本の出入国管理政策」。 お申し込みはこちらから:

今月の50冊

要求仕様の探検学: 設計に先立つ品質の作り込み作者:ゴーズ,D.C.,ワインバーグ,G.M.,Gause,Donald C.,Weinberg,Gerald M.,ヤナ川 志津子,純一郎, 黒田共立出版Amazon Action at a Distance Studies in the Practicalities of Executive Management Robert Jo…

特集:スタンリー・カヴェル

長らく敬して遠ざけてきたカヴェルに、ついにつかまってしまいました(嘆フィルカル Vol. 9, No. 1 ―分析哲学と文化をつなぐ―作者:高萩智也、鵜殿 憩、相松慎也、吉田廉、荒畑靖宏、佐藤光重、筒井一穂、スタンリー・カヴェル、秋葉剛史、植村玄輝、銭 清弘…

お買いもの:古田徹也(2022)『このゲームにはゴールがない:ひとの心の哲学』

カヴェル月間。このゲームにはゴールがない ――ひとの心の哲学 (単行本)作者:古田 徹也筑摩書房Amazon

荒畑靖宏(2016)「日常性への回帰と懐疑論の回帰」

カヴェル月間続き。21世紀の哲学をひらく:現代思想の最前線への招待ミネルヴァ書房Amazon https://www.minervashobo.co.jp/book/b217295.html 荒畑靖宏「日常性への回帰と懐疑論の回帰――スタンリー・カヴェル」 1 日常言語哲学の方法 2 日常性への回帰と共…

飯田隆(1997)『ウィトゲンシュタイン:言語の限界』

カヴェル月間続き。390頁。 現代思想の冒険者たち 7作者:飯田 隆講談社Amazon ウィトゲンシュタイン (現代思想の冒険者たちSelect)作者:飯田 隆講談社Amazon https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000203317 まえがき 001 第1章 1929年 013 第2…

池田喬(2021)「アメリカ哲学の体現者としてのハイデガー:ローティ、カヴェル、ねじれた現象学の異境的展開」

カヴェル月間続き。何処から何処へ: 現象学の異境的展開 (明治大学人文科学研究所叢書)作者:池田喬,合田正人,志野好伸,美濃部仁知泉書館Amazon http://www.chisen.co.jp/book/b558025.html はじめに 第1章 ハイデガーとアメリカ 第2章 ハイデガー・プラグ…

ヴァレリー(1897)「方法的制覇」(La conquete methodique)

通勤読書。入門読書会用資料。 精神の危機 他15篇 (岩波文庫) (岩波文庫 赤 560-5)作者:ポール・ヴァレリー岩波書店Amazon ヴァレリー・セレクション 上作者:ポール・ヴァレリー平凡社Amazon

1991 上野-江原論争

UTデータセッション実習の資料。家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平 (岩波現代文庫 学術 216)作者:上野 千鶴子岩波書店Amazon 上野千鶴子(1990/2009)『家父長制と資本制』 第4章「家父長制の物質的基礎」 https://www.iwanami.co.jp/book/b…

いただきもの:スタンリー・カヴェル『理性の呼び声:ウィトゲンシュタイン、懐疑論、道徳、悲劇』

どうもありがとうございます。 なぜこれをメチエで・・・・理性の呼び声 ウィトゲンシュタイン、懐疑論、道徳、悲劇 (講談社選書メチエ)作者:スタンリー・カヴェル講談社Amazon ペーパーバック版への序 序文 第1部 ウィトゲンシュタインと人間的知識の概念 …

お買いもの:バーナード・バーバー(1952→1955)『科学・社会・人間』

この本、邦訳があったの知らなかった。 Bernard Barber, 1952, Science and the Social Order. ISBN:B0000CILGM ISBN:0313203563 ISBN:1245640526 https://dl.ndl.go.jp/pid/3023534 科学社会人間 (1955年) (緑園選書)作者:バーナード・バーバー緑園書房Amaz…

ジョルジョ・アガンベン(2006)「装置とは何か」

ハイデガー『芸術作品の根源』読書会のサブテキスト。 10節構成、邦訳では11頁ほど。 ジョルジョ・アガンベン(2006)「装置とは何か」 高桑和巳訳,『現代思想(特集=アガンベン)』2006-6, 青土社https://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2695 Giorg…

第27回 日米経営学史茶話会:梅崎・南雲・島西(2023)『日本的雇用システムをつくる 1945-1995』第6回

私が世話人を務める著しく多数の読書会すべての中で群を抜いて最も人気のない日米経営学史茶話会の次回例会は 5/21夜に開催します。 お申し込みはこちらから。 第27回 日米経営学史茶話会 文献:梅崎修・南雲智映・島西智輝,2023,『日本的雇用システムをつ…

お買いもの:金庸『射雕英雄伝1 砂漠の覇者ジンギスカーン』

UTDSにて留学生さまに教えていただいたもの。射ちょう英雄伝 1 (徳間文庫 き 12-11 金庸武侠小説集)作者:金 庸徳間書店Amazon 射ちょう英雄伝 1 (徳間文庫 き 12-11 金庸武侠小説集) 射ちょう英雄伝 2 (徳間文庫 き 12-12 金庸武侠小説集) 射ちょう英雄伝 3 …

【告知】(4/28)社会学研究互助会 アネックス3:佐藤裕『ルールの科学』合評会

社会学研究互助会では来る 4/28(日)に下記の催しをおこないます。 ルールの科学: 方法を評価するための社会学作者:佐藤 裕青弓社Amazon 社会学研究互助会 アネックス3:佐藤裕『ルールの科学』合評会 検討対象:佐藤裕『ルールの科学──方法を評価するため…

第26回 日米経営学史茶話会:梅崎・南雲・島西(2023)『日本的雇用システムをつくる 1945-1995』第5回

私が世話人を務める著しく多数の読書会すべての中で最も人気のない日米経営学史茶話会の次回例会は 4/15夜に開催します。 お申し込みはこちらから。 第26回 日米経営学史茶話会 文献:梅崎修・南雲智映・島西智輝,2023,『日本的雇用システムをつくる 1945-…

The Five Books:デカルト『方法序説』読書会(講師:三浦隼暉)

方法序説 (岩波文庫 青 613-1)作者:デカルト,R.岩波書店Amazonhttps://the-five-books-discourse-on-the-method-4.peatix.com/ 講義内容 今から約400年前、現代科学の礎が築かれた科学革命の時代、ルネ・デカルト(1596–1650年)という一人の天才が、新たな…

デカルト(1637)『方法序説』第一部

ISBN:4003361318 序 この序説が長すぎて、一度に読み通しにくければ、これを六部に分けてもよかろう。そう分けると、 第一部には学問についてのさまざまな考察が、 第二部には著者の探求した方法の主要な規則が、 第三部にはこの方法からひき出された実践道…

デカルト(1637)『方法序説』第二部

ISBN:4003361318 第二部

朴 沙羅 単著執筆準備作業進捗報告互助会01

初回は 4/13(土)午後に開催することが決まりました。 作業タイトルは「日本の出入国管理政策」、月に一度のペースで進捗報告会をおこない、新書として刊行される予定です。 お申し込みはこちらから:

お買いもの:尾崎俊介(2024)『アメリカは自己啓発本でできている:ベストセラーからひもとく』

朝カル講座の講読候補。 14歳からの自己啓発作者:尾崎 俊介トランスビューAmazon アメリカは自己啓発本でできている: ベストセラーからひもとく作者:尾崎 俊介平凡社Amazon

お買いもの:可想場めぐり(2021)『抵抗する使用:セルトーの散種』

卒業論文。500円 可想場めぐり『抵抗する「使用」――セルトーの〈散種〉:ミシェル・ド・セルトー『日常生活の創発性』をめぐって』(2021年度卒業論文) 「おまけ」として「バーチャル口頭試問」なるファイルも収録されていたのだが、教員たちが、見ただけで…

KUNILABO講義:小田部胤久「美学とは何か」

西洋美学史作者:小田部 胤久東京大学出版会Amazonhttps://202404aesthetics.peatix.com/view 講座概要 美学とは一体いかなる学問なのでしょうか、あるいはいかなる学問でありうるのでしょうか。 美学とは、ライプニッツの流れを汲む哲学者バウムガルテンが17…

【告知】連載「読むためのトゥルーイズム」第四回が公刊されます

文学界 2024年 05 月号 [雑誌]文藝春秋Amazon吉川浩満さんとの共著連載第四回が『文學界』2024年5月号(4月6日発売)に掲載されます。 今回は「目次を読む2/2」について書きました。前回と合わせて、目次から話題構造を推定し、図化するところまで進んでいま…

哲学入門読書会第二シリーズ選書作業

哲学入門読書会で最初に選んだ六冊が 2024年秋には読み終わるため、第二シリーズの書籍選定をおこなわねばなりません。 次期選書の大まかな方針としては、 極めてよく売れた・難しくない哲学の本で、かつ中高国語科教師の好きそうなもの:三冊 (できれば「…