1995-01-01から1年間の記事一覧

塚本正明(1995)『現代の解釈学的哲学:ディルタイおよびそれ以後の新展開』

現代の解釈学的哲学―ディルタイおよびそれ以後の新展開 (SEKAISHISO SEMINAR)作者:塚本 正明世界思想社Amazon 第1章 ディルタイと解釈学の問題 003 1 生の解釈学 003 2 体験‐表現‐理解の連関 005 3 理解と説明の区別 009 4 解釈学と論理 011 5 解釈学と多義…

イアン・ハッキング(1995→1998)『魂を書き換える:多重人格と記憶の科学』

記憶を書きかえる―多重人格と心のメカニズム作者:イアン ハッキング早川書房Amazon Rewriting the Soul: Multiple Personality and the Sciences of Memory 序説 1 それは本当か? 2 それはどのようなものか? 3 運動 4 幼児虐待 5 ジェンダー 6 原因 7 測定…

ニクラス・ルーマン(1995)『社会学的啓蒙6:社会学と人間』

ニクラス・ルーマン(1995)『社会学的啓蒙6:社会学と人間』

1 近代科学と現象学

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2 意識はコミュニケーションにどう関わるか

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3 社会分化と個人

asin:4130101056 Die gesellschaftliche Differenzierung und das Individuum, in: Thomas Olk/Hans-Uwe Otto (Hg.), Soziale Dienste im Wandel, Bd. 1, Neuwied 1987, S. 121-137. I 注7 ノヴァーリス『日記・花粉 (古典文庫 35)』 注8 ホフマン『牡猫ムル…

4 「人格」という形式

asin:4130101056 I 117 人間は主体であり、主体は個人であり、個人は人格である。 118 形式 〈Ich / Selbst〉 〈人的アイデンティティ/社会的アイデンティティ〉 〈個人 Individuum/人格 Person〉

5 主体の欺計と、人間とは何かという問い

asin:4130101056 Die Tücke des Subjekts und die Frage nach den Menschen, in Peter Fuchs/Andreas Göbel (Hg.), Der Mensch - das Medium der Gesellschaft?, Frankfurt/M. 1994, S.40-56. I 人文主義的人間学は存在論的形而上学に結びついてきた。 物図…

6 間主観性かコミュニケーションか──社会科学理論の異なる出発点

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7 インクルージョンとエクスクルージョン

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序文

引用1 『社会の芸術』というタイトルが付された本書は、全体社会の理論を彫琢するために計画された一連の著作の一部である。[vi] 比較することが説得力を持つのは、比較される領域が〔比較点以外の〕その他のあらゆる点で異なっているからこそである。だから…

目次

社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,馬場靖雄出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2004/11メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (57件) を見る1995年刊行。 詳細目次:ニクラス・ルーマン『社会の…

節見出し

asin:4588008005 01 17 意識の作動としての直観 02 04 主観性と間主観性 03 19 区別としての「知覚/コミュニケーション」 04 04 芸術現象の時間性 05 10 コミュニケーションとしての芸術 06 24 区別としての形式 07 10 観察と作動 08 09 区別とそのパラドッ…

III 機能システムの分出とセカンド・オーダーの観察

p.100-104 近代社会の諸機能システムが成立しているのはセカンド・オーダーの観察のレヴェルにおいてである。… たとえば科学システム。このシステムにおいてファースト・オーダーの観察もまた一定の役割を演じているということ、また科学者の行動は《真理の…

asin:4588008005 訳者による見出し: 01 10 観察の観察 02 13 観察の概念 03 10 機能システムの分出とセカンド・オーダーの観察 04 17 観察としての制作/鑑賞 05 05 物の観察 06 05 制作者と鑑賞者 07 05 コミュニケーションによるシステム形成 08 05 芸術…

VII「芸術の不変性と可変性」

1. 2. 3. 4. 5. スタイル 6. 美術館と古典 7. セカンドオーダーの同定:メディアの不変・不可視性と形式の可変・可視性 8. 芸術システムのセカンド・オーダーの分出 第5段落:スタイル p. 216 多くの芸術作品が共通に有しているものの変化を観察するために…

asin:4588008005 訳者による見出し。 0115「メディア/形式」の区別 0209芸術のメディア 0313メディアとしての空間/時間 0420芸術メディアの多様性と統一性 0507言語というメディア 0610芸術作品のありそうになさ 0708芸術の不変性と可変性二次の観察として…

IX 芸術と宗教/政治

全7段落

VIII 芸術の多様性と統一性

全7段落

VII 象徴・記号・形式

全22段落 言及の形式に基づく発展段階論。 01 問「自己言及と他者言及の統一性について問おう*とするのなら、「言及」が意味することのうちに公分母を求めるのが自然ななりゆきである。だから問題はこうである。《言及》は何に言及しているのか。」〔* この…

VI 分出への歴史的経緯

全15段落。p. 264-265 p. 277-278 ここに至って初めて、すなわち伝統もパトロンも市場も、ましてや芸術アカデミーも、個々の芸術家が作業を進める上での十分な指針を示せなくなって初めて、芸術システム内部において新たなグルーピングがなされるようになる…

V 芸術システムの自律性と分出

全8段落。社会進化を記述する際のシステム理論的前提に関する予備考察。

IV 芸術の自己言及と他者言及

全14段落。芸術システムの分出について

III 芸術と「現実」

全3段落。知覚に関する補遺。

II 芸術の機能

全36段落 01-10 機能と意味 11-12 知覚 13-16 宗教(と言語)との差異、現実の二重化 17 美醜 18- 問「芸術が存在するとき、現実はどのように現れてくるのか」 19-22 宗教との関係における芸術の自律性「かくして、可能なものの領域における自由度がますます…

asin:4588008005 01 10 社会システムの機能分化 02 36 芸術の機能 03 03 芸術と「現実」 04 14 芸術の自己言及と他者言及──「有用性」をめぐって 05 08 芸術システムの自律性と分出 06 15 分出への歴史的経緯 07 22 象徴・記号・形式 08 07 芸術の多様性と統…

asin:4588008005 01 24 芸術システムの二分コード 美という観念について 美はコードであって判断基準〔=プログラム〕ではない。 02 17 芸術システムのプログラム 「新規性」という観念によるコード化とプログラム化の分離 「新規性」が尊重された領域と忌避…

606 芸術システムの構造的カップリング

6-06-01 [多くのほかの機能システムとは異なって]芸術への関与は自由である。積極的な包摂も受動的な包摂も、個人の決定に委ねられている。 芸術をめぐる出来事に関与するのは、人口のうちのわずかの部分でしかない。また特に現代芸術の奇妙さがしばしば、…

asin:4588008005 01 08 進化論とそのパラドックス 02 20 芸術進化のメカニズム──装飾をめぐって 03 08 進化メカニズムの分化 04 18 変異/選択/再安定化 05 18 進化の進化 06 06 芸術システムの構造的カップリング

asin:4588008005 01 13 自己記述の位置と役割 02 37 自己記述の歴史──古代からバロックまで 03 28 啓蒙主義と「美学」の登場 04 24 ロマン派のアクチュアリティ 05 32 モダンとポストモダン 06 17 自己記述の到達点 07 10 統一性の自己記述とその隘路 08 03 …