日経連能力主義管理研究会(1969)『能力主義管理』/山崎敏夫(2014)「アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入の日独比較」

本郷データセッションの会の準備。

能力主義管理』第一章「「能力主義管理」の概念」

山崎敏夫(2014)「アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入の日独比較

  • I 問題提起
  • II アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入の社会経済的背景
    • 1 経営教育改革におけるアメリカのイニシアティブ
      • (1)ヨーロッパの経営教育改革におけるアメリカのイニシアティブ
      • (2)日本の経営教育改革におけるアメリカのイニシアティブ
    • 2 アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入における生産性向上運動の意義
  • III 日本におけるアメリカ的経営者教育・管理者教育の導入とその特徴
    • 1 戦後の企業内教育の時期区分
    • 2 アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入における官庁の役割
    • 3 アメリカ的管理者教育の導入とその特徴
    • 4 アメリカ的経営者教育の導入とその特徴
    • 5 アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入に対する反省と新たな展開
  • IV ドイツにおけるアメリカ的経営者教育・管理者教育の導入とその特徴
    • 1 経営者教育・管理者教育におけるドイツの大学の役割とその限界
    • 2 アメリカ的管理者教育の導入とその特徴
    • 3 アメリカ的経営者教育の導入とその特徴
    • 4 アメリカ的経営者教育・管理者教育の導入の限界とその要因
  • V 結語

借りもの:大嶽秀夫(2013)『ニクソンとキッシンジャー』/鹿野祐嗣(2020)『ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究』


ニクソンとキッシンジャー|電子書籍|中央公論新社

ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究 - 岩波書店

  • 序文
  • 序論
  • 第一章 命題と意味、あるいは経験的な事態と超越論的な出来事(第三次整序から第二次組織へ)
  • 第二章 物体=身体の深層とその二つの相貌、宿命に抗する運命愛(第二次組織から第一次領域へ、また第一次領域から第二次組織へ)
  • 第三章 出来事の永遠回帰、その実現と反実現(第二次組織から第三次整序へ)
  • 結論
  • あとがき

樫村志郎「ガーフィンケルを読む」(EMCA研究会 古典読解セミナー)第二回

下記のとおりEMCA古典読解セミナー「ガーフィンケルを読む」を開催いたします.本セミナーが参加者のみなさんのEMCAへの理解を深めることに役立てば幸いです.
例年告知後早々に定員に達してしまいます.ぜひとも期限内にお申し込みください.なお申込は先着順となり,定員に達し次第締め切らせていただきます.
 今回のセミナーは,難解といわれるハロルド・ガーフィンケルの重要文献を,講師の指導のもと複数人で読むことで,古典への理解と洞察を深めます.

https://reading-garfinkel.peatix.com


セミナー中、ガーフィンケルの参照文献として紹介されていたランド研究所レポート(全部で70頁弱):

冒頭にアルフレッド・マーシャル肖像画と『経済学原理』(1892)ISBN:4492310266 からの引用文が掲げられている。
ヘルマーとレッシャーは同じタイトルで(少なくとも)二つのランド研レポートを書き、学術雑誌への論文投稿も行っている。


1958年レポートの見出し:

  • Summary
  • 1. The mythology of exactness
  • 2. Plan of procedure
  • 3. Historical laws
  • 4. Quasi-laws in the phisical sciences
  • 5. Explanation and prediction
  • 6. Probability
    • Relative frequency
    • Degree of confirmation
    • Personal probability
  • 7. Some examples of the use of evidence in prediction
  • 8. The role of expertise in prediction
  • 9. The problem of the predictive use of evidence in an inexact context
  • 10. The intrinsic use of experts for prediction
  • 11. The role of prediction as an aid to dicision making
  • 12. Justification of the intrinsic use of expertise
  • 13. Critria for the selection of predictive experts
  • 14. The dependence of predictive performance on subject matter
  • 15. Predictive consensus techniques
  • 16. Simulation and pseudo-experimentation
  • 17. Operational gaming
  • 18. Review of the main theses
  • 19. Some tasks for methodological research

借りもの:ハーベイ・ゾーボー(1929→1997)『ゴールド・コーストとスラム』/大野裕之(2021)『ディズニーとチャップリン』

講義用。マートン「社会構造とアノミー」関連文献。
この論文には、立身出世・成功、アメリカの夢を煽り立てるとともに、諦めさえしなければ どんな失敗も成功の1エピソードに変えられると訴える「どれを見てもうんざりする」書物の例として、ニューソート自己啓発書や成功哲学書の古典いくつかが登場する。

ゾーボーは第2節「個人的適応様式の類型論」IV「逃避主義」本文中で引用されている。
同じ項において、「チャップリンミッキーマウス」は、このセットで「逃避主義」類型の例とされている。



「社会構造とアノミー」邦訳142-143 における引用箇所。

 世間的および儀式的な生活では、この種の[文化的に規定された目標と制度的な手段の双方を放棄するタイプの]逸脱的行動は、社会の在来の代表的人物が徹底的に非難したところである。社会の車輪を円滑にまわす同調者とは反対に、こうした逸脱者は、非生産的に陥りやすい。また、少くとも「抜け目なくて」積極的に努力する革新者とは違って、彼は、大いに賞讃の的となっている文化的成功目標に価値を認めない。また、少くともモレスに同調する儀礼主義者とは反対に、彼は制度的手続をほとんど顧みない。
 今日の社会は、こうした社会価値の放棄を快く承認しない。これを承認すると、社会価値に疑義をさしはさむことになろう。成功の努力を放棄した者は、すべての成員を成功獲得に駆りたてている社会から容赦なく追求の手をまぬがれない。そこで、シカゴの浮浪者街(Hobobemia)のどまん中に屋台を出した本屋があって、なしとげられない本望の挽回をめざす書物を一ぱいならべている。

 ゴールド・コースト書店は、街路に背を向けて、現在では二つの商店街にはさまれた古い建物の地下にある。前の空地には、露店や目に立つ立看板とか貼り紙がたくさんある。
 こうした貼り紙には、零落者の目を引くような本の広告がしてある。これをよむと「……無数の人々が毎日この場所を通り過ぎるが、その大多数は経済的に困っている。彼らはもう乞食の一歩手前である。にもかかわらず、彼らは、」老いさらばえて敗残の憂き身をさらさないうちに、「もっと大胆果敢に、つまり「出世」(Getting Ahead of the Game)せねばならない。こういう悲運──大部分の人身の運命──を逃れたいと思う者は、『金儲けの法』(The Law of Financial Success)を一冊買い求めなさい。それは、新しい考えを思いつかせて、成功すること請け合いである。定価35セント。
 この本屋の底先にうろついている人々がいつもいる。だが、彼らは、めったに買わない。成功は、たった35セントでさえ、浮浪者には高くつくからである。


チャップリンミッキーマウス」はカーディナーからの引用文中に登場する。こちらもけっこう長い。邦訳143頁。

 「彼[=チャップリンが演じる 役立たずbum]は、つまらない男(Mr. Nobody)で、このつまらなさ加減を自分でよく心得ている。彼は、つねに気迷いじみた騒々しい世界の注目のまととなっているが、彼はこの世界を離れて、満足のゆく無為の世界にいつも逃避している。彼は 安定や威光をめざす努力を放棄して、有徳の士だとか、高位高官につく資格なんかないものとあきらめているから、心の葛藤が全くない。([マートン注:]第四の適応型にあてはまる恰好の性秘学的人物像である。) 彼は、いつも、ふとしたことからこの煩わらしい世界にまきこまれてしまう。そこで彼は無力な弱い人々に向けられる筈忍や攻撃に紺あうが、彼自身これに立ちうちはできない。それでも、いつも、彼は、しらない間に、虐げられた人々や圧迫された人たちの擁護者となっている。それも、彼の偉大な組織力によるのではなくて、ぶっきら棒で横柄な手管で不正な人のあら探しをするくらいのものである。彼は、いつも、孤独な貧賎の身であって、このわけのわからない世界とその価値を軽蔑している。だから、彼は、社会的に是認された成功や権力の目標を達成しよラとする努力において(彼は、たった一度だけ──「黄金狂時代」(The Gold Rush)において──成功しているが)打ちのめされるか、それとも希望を失ったあきらめと目標からの逃避に屈するかのディレンマに悩んでいる現代人の性絡を代表している。チャップリソの扮するやくざは、さんざん浴びせられるこの世の害毒に、やろうと思えば、裏をかいてやれるぐらいの自負心をもっており、とどのつまり社会的目標から逃避して孤独になるのは、自分で選んだ道であって、人生敗北のしるしではないと思う満足感を万人に与えている点で、大きな世の慰めである。ミッキー・マウス(Micky Mouse)も、チャップリンの冒険譚の延長である39。」

  • (39) Abram Kardiner The Psychological Frontiers of Society (New York, 1954). pp. 369-70 ISBN:023194036X

小特集:佐藤 暁

山田進捗報告互助会の準備。

  1. 佐藤 暁「ダメットは何をどのように分析することを意味理論探究と呼んでいるのか」 哲学 (62), 253-266, 2011年
    https://ci.nii.ac.jp/naid/40019061644
    https://doi.org/10.11439/philosophy.2011.253
  2. 佐藤 暁「タイプは他の抽象的対象と何が異なるのか」哲学雑誌 126(798), 171-187, 2011年, 有斐閣
    https://ci.nii.ac.jp/naid/40019133098
  3. 佐藤 暁「知識としての言語を話す能力:ダメットの議論を手掛かりに」 科学哲学 45(1), 1-16, 2012年
    https://ci.nii.ac.jp/naid/40019446439
    https://doi.org/10.4216/jpssj.45.1
  4. 佐藤 暁「タイプとしての意味とハンプティ・ダンプティ理論:ダメットの議論の再構成」『科学基礎論研究』Vol.41 (No.1),2014年,pp.1-17.
    https://ci.nii.ac.jp/naid/110009900141
    https://doi.org/10.4288/kisoron.42.1_1

いただきもの:ドゥニ・カンブシュネル『デカルトはそんなこと言ってない』

編集者さんにいただきました。どうもありがとうございます。

小特集:グンナー・ミュルダール『アメリカのジレンマ』

夜のお仕事用。
マートン「予言の自己成就」、「ハウジングの社会心理学」その他の参照文献。



楠本 博(1979)『ミュルダールのアメリカ研究について』