2023-01-01から1年間の記事一覧

『岩波講座 社会学』第一巻『理論・方法』 不掲載論考:「社会システムの経験的記述とはいかなることか」の一部を公開しました

2007年に刊行した小宮友根さんとの共著論文について、16年後に記した「再録にあたっての覚え書き」を公開しました。 理論・方法岩波書店Amazon

石黒 圭(2008)『文章は接続詞で決まる』

「非哲学者による非哲学者の為の〈哲学入門〉読書会」にて参加者から教えていただいたもの。 文章は接続詞で決まる (光文社新書)作者:石黒 圭光文社Amazon

八幡さくら「シェリング哲学入門:自然・芸術・自由への問い」@KUNILABO

https://kunilabo202309onlineschelling.peatix.com/ シェリング哲学入門:自然・芸術・自由への問い(全4回) 初回日時: 2023年9月15日 (金) 19:30 - 21:00 日程 : 9月‐12月の第3金曜日(9/15、10/20、11/17、12/15) 場所 : オンライン会議アプリ「Zoom…

「哲学入門読書会」紹介01: 会のタイトルについて

吉川浩満さんと開催している「非哲学者による非哲学者のための哲学入門読書会」の過去回でお話ししたことを note にて紹介していきます。 この会は、容易に読める難しくない文書を複数人で読みながら、他人が書いたものを読むトレーニングをおこなうことを趣…

『行為としての読書』検討文献集:ヘンリー・フィールディング(1749)『捨て児トム・ジョウンズ物語』

contractio.hateblo.jp IV-B-3 など複数で検討されている。スタンリー・フィッシュの検討箇所にも含まれる。 トム・ジョウンズ〈1〉 (岩波文庫)作者:フィールディング岩波書店Amazon トム・ジョウンズ〈2〉 (岩波文庫)作者:フィールディング岩波書店Amazon …

『行為としての読書』検討文献集:ヘンリー・ジェイムズ(1896)『じゅうたんの下絵』

contractio.hateblo.jp 検討箇所:I-A-1。 『行為としての読書』冒頭で、導入として、1節分まるごと使って検討されている作品。ヘンリー・ジェイムズ作品集 (7) 密林の獣 荒涼のベンチ作者:ヘンリ・ジェームズ国書刊行会Amazon 国書刊行会:https://www.kok…

イアン・ワット(1957)『イギリス小説の勃興』

存在を思い出したのでついでに8&9章を再読しておくよ。 2018年に書いた小文でも名前に触れたことがある: これはなぜか邦訳が 1998と1999に二つ出ていて何か揉め事の香りがするね。しらんけど。 イギリス小説の勃興作者:イアン・ウォット,橋本宏鳳書房Amazon…

The Five Books(大厩 諒 講師):ウィリアム・ジェイムズ(1907)『プラグマティズム』

プラグマティズム (岩波文庫)作者:W. ジェイムズ岩波書店Amazon 講師: 大厩 諒 講義の内容 この講義では、ウィリアム・ジェイムズ(1842-1910)の『プラグマティズム』を読んでいきます。ジェイムズは、19世紀後半から20世紀初頭に活躍した米国の哲学者、心…

レフ・マノヴィッチ『ニューメディアの言語』読書会

エンジニアのための人文読書会第54回 humanities.connpass.com ニューメディアの言語 ――デジタル時代のアート、デザイン、映画 (ちくま学芸文庫 マ-51-1)作者:レフ・マノヴィッチ筑摩書房Amazon みすず:https://www.msz.co.jp/book/detail/07731/ 筑摩 http…

ヘーゲルにおける反省の理論

ヘーゲルの反省論―自立と矛盾作者:中野 眞西田書店Amazon ハンス=ゲオルク・ガダマー(1971)『ヘーゲルの弁証法』 山口誠一、高山守訳、未來社、1990年 ISBN:4624020294 Hans-Georg Gadamer, Hegels Dialektik, 1971. ディーター・ヘンリッヒ(1971)『ヘー…

[event]大学FD講習会2023夏 教育の内部質保証-初級編-

申し込んだ。

ニクラス・ルーマン研究会第44回例会

socio-logic.jp 文献 加速する社会 近代における時間構造の変容作者:ハルトムート・ローザ福村出版Amazon 時間の歴史―近代の時間秩序の誕生作者:ゲルハルト ドールン‐ファン・ロッスム大月書店Amazon

特集:教育さん

教育人間論のルーマン―人間は“教育”できるのか作者:智志, 田中,淳, 山名勁草書房Amazon ルーマン ニクラス・ルーマン(1980)「教育科学における理論交代:汎愛主義から新人文主義へ」『社会構造とゼマンティク』2 [asin:4588009621] 長谷川幸一(1986)「…

特集:個人主義と個人化

ふたたび。諸個人の社会 〈新装版〉: 文明化と関係構造 (叢書・ウニベルシタス)作者:ノルベルト エリアス法政大学出版局Amazon 個人化社会作者:ジグムント・バウマン青弓社Amazon デュルケーム パーソンズ 溝部明男(1981)「T・パーソンズにおける「合議制…

宮島喬(1977)『デュルケム社会理論の研究』

デュルケム社会理論の研究 (現代社会学叢書 2)作者:宮島 喬東京大学出版会Amazon 第二章「社会と個人」 1 問題 2 功利主義的個人主義の批判 3 社会化された個人主義 4 個人の自由と国家理性 5 その問題点 6 産業社会の再組織化への視点 7 結び

宮嶋秀光(2020)「ルーマンのシステム論における人間学批判:フンボルト人間学の研究(2)」

https://contractio.hateblo.jp/entry/20210506/p0 再読。 ルーマン(1981)「教育科学における理論交代」(ISBN:4588009621)の解説論文。 宮嶋秀光(2020)「ルーマンのシステム論における人間学批判:フンボルト人間学の研究(2)」 2020, 人間学研究 18 Ci…

総特集:読者反応理論と教育さんのケモノ道

人類を代表して人外魔境へ。 記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 読書教育を学ぶ人のために作者:山元 隆春世界思想社Amazon 田中実(1996)『小説の力―新しい作品論のために』 大修館書店 田中 実(1997)『読みのアナー…

井筒満(1991)「「読者論」の吟味」

読書論あるある:読書論の論者がテクストを読めてない。これ↓を途中まで読んだのだが、イーザーのテクストがまるで読めてなくてびっくりしてたところ。 井筒満(1991)「「読者論」の吟味」 bunkyoken.org

お買いもの:全国大学国語教育学会編(2022)『国語科教育学研究の成果と展望III』

届いた。580頁。国語科教育学研究の成果と展望III溪水社Amazon[asin:486327629X] 全国大学国語教育学会 渓水社

ヴォルフガング・イーザー(1976)『行為としての読書:美的作用の理論』

行為としての読書 美的作用の理論 (岩波モダンクラシックス)作者:ヴォルフガング・イーザー岩波書店Amazon Wolfgang Iser, 1976, Der Akt des Lesens: Theorie ästhetischer Wirkung. ISBN:3770513908 ISBN:382520636X 英訳:The Act of Reading: A Theory o…

鎌田首治朗(2007)「教師の読み方へ──イーザーの読者論、物語論、自由間接話法」ほか

記事一覧2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 文学が育てる言葉の力: 文学教材を用いた指導をどうするか (教育フォーラム)金子書房Amazon 鎌田首治朗(2006)「特別論文 イーザーの読者論と国語科教育」 教育フォーラム(37), 日本人…

テリー・イーグルトン(1983/1996→1985/1997)『文学とは何か——現代批評理論への招待』

のちに岩波文庫版が出てびっくりしましたが、確かにそれくらいの名著ですよね。 第二章が「現象学、解釈学、受容理論」。新版 文学とは何か―現代批評理論への招待作者:テリー イーグルトン岩波書店Amazon[asin:4003720415] [asin:4003720423]

「文学理論」・「批評理論」概説

記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction テレンス・ホークス(1977)『構造主義と記号論』 ISBN:9780415321532 冨原芳彰(1985)『文学の受容──現代批評の戦略』研究社出版 ISBN:4327480851 岡本靖正ほか編(1988)『現代の批…

テイラー(1989)『自己の源泉:近代的アイデンティティの形成』読書会

自我の源泉―近代的アイデンティティの形成―作者:チャールズ・テイラー名古屋大学出版会Amazon 版元:自我の源泉 « 名古屋大学出版会 20230802(水) 第I部 アイデンティティと善 20230809(水) 第II部 内面性 20230817(木) 第III部 日常生活の肯定 202308…

「特集:社会学と因果推論」(『理論と方法』 34-1, 2019)

研究会の準備。 筒井淳也・大久保将貴「特集 社会学と因果推論」 https://doi.org/10.11218/ojjams.34.18 大久保将貴「因果推論の道具箱」 https://doi.org/10.11218/ojjams.34.20 筒井淳也「計量社会学と因果推論:観察データに基づいた社会の理解に向けて…

山田竹志博士論文執筆準備進捗報告互助会36

【告知】酒井泰斗 書評準備作業進捗報告会(2023年5-10月)の参加者募集を開始します

7月末に開催される合評会発表用草稿とその後の原稿化作業の進捗報告会への参加者を若干名募集します。 書評対象: 大澤絢子『〈修養〉の日本近代』 NHK出版、2022年 合評会開催日: 2023年7月30日(日)主催者告知記事 開催形態: 都内会議室+ZOOM 開催日 …

第6回「メディア宗教」公開研究会 大澤絢子著『「修養」の日本近代』書評会

※参加受付を開始しました(2023.6.13追記) passmarket.yahoo.co.jp 評者にご指名いただいた合評会の主催者告知が出ました:第6回公開研究会 - 「メディア宗教」研究会 みんな来てね♪「修養」の日本近代: 自分磨きの150年をたどる (NHKブックス 1274)作者:大…

第三回科学社会学会年次大会(2014年度)「ルーマンのリスク論再考」セッションへのコメント

9年前に、林真理さんに、会への反応をいただいていたことに今気が付きました。ご来場どうもありがとうございました。残念ながら、どんな前提を採用すると以下のような推論のステップを踏めることになるのかまったく想像が出来なくて、たいへん苦しんでいま…

お買いもの:神崎宣次・佐藤靜・寺本剛 編(2023)『倫理学』

倫理学 (3STEPシリーズ 5)昭和堂Amazon 第1章 功利主義・義務論・徳倫理学――倫理学の主要理論(岡本慎平) 第2章 道徳感情論――ヒュームとスミスの倫理思想を学ぶ(林 誓雄) 第3章 社会契約論――何に同意するのが理にかなっているのか(中村隆文) 第4章 …