読者論の準備。
- 第1章 わかり合えない二人―心情を考える1 『おにたのぼうし』あまんきみこ
- 第2章 人の気持ちって…―心情を考える2 『走れメロス』太宰治
- 第3章 本当の友情とは―主語と述語 『友情を哲学する―七人の哲学者たちの友情観』戸谷洋志
- 第4章 対話って難しい―言葉の知識を増やす 『対話の技法』納富信留
- 第5章 親子という他者―表現の工夫 「子供」石垣りん
- 第6章 ひとりぼっちの「私」―接続表現 「私は思考する、故に、私は存在する」ルネ・デカルト
- 第7章 伝えきれない思い―指示語 『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹
- 第8章 わたしを消さないで―メッセージを読む 『ヒロシマの歌』今西祐行
- 第9章 その声は、誰の声ですか―経験と感想 『彼女の「正しい」名前とは何か』岡真理
- 第10章 無言を胸に―文章を読むということ 『なめとこ山の熊』宮沢賢治