1980-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ニクラス・ルーマン『社会構造とゼマンティク』目次

社会構造とゼマンティク 1 (叢書・ウニベルシタス)作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,徳安彰出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2011/09/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (23件) を見る 出版社:社会構造とゼマン…

I

isbn:4588009613

09

08 知識社会学

知識社会学の形式。補助理論(部分理論)。 ルカーチとマンハイム

07 「知識」ゼマンティク

06 変異/選択/安定化

[03] 変異: [04-07] 選択: 説得性plausibilität と 明証性 Evidenz [08] 安定化: 知識の体系化とドグマ化 [09] まとめ:

05 社会文化的進化の理論

p.35 問いと陳述スタイルの変更 「何が社会構造上の変動と連関して変化するのか」 「いかにしてそのような発展が可能になるのか」 →進化論的論証へ。 ■訳の問題。第一段落目 p. 35。 S. 41 p. 35 Das Konzept der Grundsemantik hat in der Frage, was sich …

04 意味の3つの次元と基本ゼマンティク

3節までに述べてきたのは「分化形態の変化と複雑性の増大が、人間の生きている意味世界を変容させる」(p.28) ということ。この説では、「意味」を3つの次元へと分解することで、このテーゼを変更する。 ※Grundsematik という語に、4節(p. 28)では「基礎…

03 複雑性とシステム分化

考察の第1の道筋: 複雑性(=選択の強制): 〈要素/関係〉 ──〈体験/行為〉と意味 考察の第2の道筋: システム分化 ──環節分化/階層分化/機能分化 以下、後者について。 p.21 このような[全体]社会内のシステム/環境-関係の構成転換に続いて、ゼ…

02 概念についての事前説明

意味 ゼマンティク: 〈出来事/形式〉区別の(前者ではなく)後者。 意味処理規則のストック 保存されたゼマンティク: 概念史研究の対象 概念史研究(=「保存されたゼマンティク」の研究)は、日常的な用法からは断絶した形で研究できる。しかし、「保存…

01 

歴史主義・機能主義・啓蒙: 論拠としての「社会的影響」 啓蒙の位相: イデオロギー批判、革命、「正統化の危機」 知識社会学: 「特定の集団・階層・階級の利害状況や発展史的状況の現れ」としての知識。 歴史学 知識社会学と本書の構想の違い: 知識社会…

トピックリスト

isbn:4588009613 01 (01) : 02 (09) : 術語解説1: 意味とゼマンティク 03 (13) : 術語説明2: 〈複雑性/システム分化〉、〈出来事/行為〉 04 (28) : 術語説明3: 意味の3つの次元 05 (35) : 社会文化的進化の理論 06 (39) : 変異/選択/安定化…

トピックリスト

isbn:4588009613本書で一番長い章。邦訳にして約84頁 01 [65] 階層分化の状況: 階層内コミュニケーション、二つの危険点と階層再編 02 [74] 本章の準拠問題の提示: (1) 上流階層の相互行為が 17世紀半ばまで担ってきた機能が喪失していくとき、その事態の…

03 理論的基礎2: この歴史的過程における〈継続される点/継続されない点〉自体の変化可能性について

III (155) : 【ステップ2/3】継続性と非継続性 IV (159) : 【ステップ3/3】 V (164) VI (172) VII (177) ★ VIII (188) ★ IX (198) X (201) XI (206) XII (209)

02 理論的基礎1: 階層分化から機能分化への転換にはどのような再構造化が必要なのか

II (151) : 【ステップ1/3】機能分化への移行には どのような再構造化ともなうか。 各下位システムは、秩序を保証するが資源も要求し、問題解決をするが問題転嫁もする。 移行期における上流階層におけるコミュニケーション: 役割レベルで始まっていた機能…

01 主題の提示

I (149) 本書で考察した時期は、宗教戦争が終わった後の100年──おおよそ1650〜1750年──の時代である。本書ではこの時代を、社会構造から見て、ヨーロッパの全体社会システムが、長期的に進行する分化の新しい形態に──つまり主要な下位システムの機能分化…

トピックリスト

isbn:45880096137〜9節が章の構成にどう位置づくのか自信ない。またあとで検討します。 01 主題の提示 02 理論的基礎1: 階層分化から機能分化への転換にはどのような再構造化が必要なのか 03 理論的基礎2: この歴史的過程における〈継続される点/継続…

01 旧来の社会システム論における時間に関するターミのロジーについて:〈安定/変動〉、〈構造/過程〉

II (219) : 「複雑性」概念の時間的側面について ジンメル III (222) : システム要素 の時間的側面について IV (228) : 行為の意味 の時間的側面について V (230) : 「過程」概念について VI (233) : 「可能なことの制限」の機能への繋留 VII (238) : …

トピックリスト

isbn:4588009613 01 (217) : 旧来の社会システム論における時間に関するターミのロジーについて:〈安定/変動〉、〈構造/過程〉 02 (219) : 「複雑性」概念の時間的側面について 03 (222) : システム要素 の時間的側面について 04 (228) : 行為の意味 …

03 自己言及と二項図式化の機能

p. 290 二項図式はいまや、まったく一般的に自己言及システムに対する機能に関して、接続可能性を保証する形式 として捉えられる。 自己言及は、 一方では二項の形式に集約される。真が非真の参照を指示し、非真が真の参照を指示するのである。 他方で、二つ…

01 「影響」の概念に訴える以外の文化史の方法: 問題・形式と複雑性の関係付け

p. 282 文化的素材が集められ整理される観点は、もはやテクストに即して解釈された概念ではなく、ましてや著者の思想世界の推定された統一性ではない。そのような観点があるとしたら、 それは、問題ないし形式と複雑性を関係付けるものだろう。

トピックリスト

isbn:4588009613 01 [03] 「影響」の概念に訴える以外の文化史の方法: 問題・形式と複雑性の関係付け 02 [06] 03 [04] 自己言及と二項図式化の機能 現実の事態はきわめて複雑であり、それをより正確に解明するためにはまだ多くのことをしなければならない、…