トピックリスト

isbn:4588009613

本書で一番長い章。邦訳にして約84頁

  • 01 [65] 階層分化の状況: 階層内コミュニケーション、二つの危険点と階層再編
  • 02 [74] 本章の準拠問題の提示: 
    • (1) 上流階層の相互行為が 17世紀半ばまで担ってきた機能が喪失していくとき、その事態のゼマンティク上の相関物とはどんなものか。
    • (2) 階層分化から機能分化への再編過程の、ゼマンティク上の相関物はどんなものか。
  • 03 対象の設定: 17世紀に登場した上流階層のための教説、「人間本性論(人間学)」の概略の素描
  • 04 (1600年から1670年あたりまで) 人間本性論のインヴォルーティブな展開: 文学作品を使った確認。「外面から内面へ・資質から業績へ」という趨勢
  • 05 この趨勢のもとで登場する諸問題の概観: ピエール・ニコル『道徳論』(1671-1674)を例に。
    宗教の、上流階層における相互行為との結びつきからの後退はいかにして生じたか
    • ジャン・ドマ(Jean Domat)
    • ジャック・ド・カイエール(1658)
  • 06 上流階層における相互行為の社交への退行(政治・法・経済・科学との結びつきからの後退): 相互行為における「社交性」の増大
  • 07
  • 08
  • 09
  • 10
  • 11
  • 12
  • p. 80 本書でいう「人間学」とは、「感情論および人間の堕罪と有限性についての神学的反省という旧来の基礎のうえに 17世紀に発展した」、人間本姓論のことです。