01 旧来の社会システム論における時間に関するターミのロジーについて:〈安定/変動〉、〈構造/過程〉

II (219) : 「複雑性」概念の時間的側面について
III (222) : システム要素 の時間的側面について
IV (228) : 行為の意味 の時間的側面について
V (230) : 「過程」概念について
VI (233) : 「可能なことの制限」の機能への繋留
VII (238)  : 全体社会システムの機能分化と、それへの時間ゼマンティクの適応1
  • 修道士の隔離
VIII (242) : 全体社会システムの機能分化と、それへの時間ゼマンティクの適応2:現在の時間化
IX (252) : 全体社会システムの機能分化と、それへの時間ゼマンティクの適応3:過去の経験と未来の可能性
  • ホッブズリヴァイアサン』と〈不安〉
  • パスカル「人間の条件、それは移り気、倦怠、不安」
  • トマジウス「すべての善行は、不変の持続をめざすかぎり、必然的に次の善行のために求められるのでなければならない」
  • 「現在」の収縮(時点化): 感情からの離脱
  • 感情概念の優先(1680〜) : 理性から感情へ
    • 「われわれの時代」「時代精神」「時代の出来事」
X (260) : 時間との関係が一目ではわからない・特に行為に関わりの深い他の諸テーマについて:

■トピック1: 利害関心

    • 情念(passion): 18世紀半ばにおける感情の格上げ。
    • 利害関心(Interesse) : 17世紀における動機の反省における拡張と変貌
  • p. 262 「なぜこのような展開が起こるのだろうか」
    • 利害関心と利己心: 1650〜1750という「個人間の社会性」の世紀において生じた「利害関心」の一般化

■トピック2: 連続(Sukzession)

XI (266) : ゼマンティクのより深いレベルにおける変化
「時間の歴史化」あるいは「自然誌から自然史へ140」という定式では、構造転換の準拠点は概念的に十分明確には捉えられていない。これらの定式は、結果を指し示しているにすぎない。自然科学では、レペニースの叙述に従えば、18世紀後半に比較の問題設定を経て時間に関係する問題設定に導いたのは、探求すべき事態の急速に増大する複雑性であるように思われる。ただし最初は、なぜ古い構図が そもそも「発生論化」されるのか、まったく明らかではない。それ以上に、社会科学ではこれに対応する複雑性の時間化が見られるが、研究の全テーマが自然科学と同じように18世紀半ばに急速にきわめて複雑になっていくことはなかった。では時間に関係する分析への転換は、何を奪ったのだろうか。
140 こう定式化しているのは Wolf Lepenies, Das Ende der Naturgeschichte: Wandel kultureller Selbstverständlichkeit in den Wissenschaften des 18. und 19. Jahrhunderts, München 1976, S. 52 ff.
度胸あるな。
    • ヨハン・ゲオルク・ズルツァー『思慮ある者の至福についての試論』(1754)
    • ル・サージュ
XII (270) : 「複雑性の時間化」への着目は何を明らかにするのか: 運動メタファーによる時間の捉え方(の没落)を例に
XIII (274) : さらなる考察のための概念用具概観 : 進化論的分析へ向けて
  • 機能分化に向かう社会の分化原理の変形[階層分化→機能分化]は、システム複雑性を増加させる。
  • 時間化されたシステム要素にもとづく複雑性の増大は、関係付けの転換をよりいっそう必要とする。
    • それとともに、秩序の必要性を同時性から順序へとますます移行させる。これによって再び、
  • 時間に関係付けられる概念(行為、リスク、安全、新奇性など)を含めて、時間のゼマンティクのなかに相関物(原因も結果も)が生まれる。

「秩序の必要性」? ここ原語確認。

確認はしたが何言ってるかはわからない。
Höhere Komplexität auf der Basis von immer schon temporalisierten Einheitn (Handlungen) erfordert in zunehmendem Masse einen Wechsel der Relationierungen und verlagert damit mehr und mehr Ordnungsnotwendigkeiten aus der Simultaneität in die Sequenz. (Gesellschaftsstruktur und Semantik 1: Studien zur Wissenssoziologie der modernen Gesellschaft, S. 296)
  • 情報
    • 冗長性
  • 象徴的に一般化したコード/象徴的に一般化したコミュニケーション・メディアによる制度化

かくして本書は論証のゴールに到達した。[p. 275]

ええええええええっーーーー!!???