作業飽きた。

105 :名無しさん@社会人 :04/06/13 10:55
>フーコーだったら「言葉と物」とか「監獄の誕生」。
>マルクスだったら「資本論」とか「共産党宣言」っていうふうに
>有名な思想家だったら大体これが主著って決まってて、
>これ読めばこの思想家のいってることが8割がたわかる
>っていう感じなんだと思うけど
思わない

思わないよw。
ま、それはそれとして。
103 :名無しさん@社会人 :04/06/12 22:46
何でルーマンが誤解されてるかっていうとさー
主著がないんだよね。主著が。
[略]
ルーマンてやたら本書いてるし、
あんまり翻訳されてないし、っていうのもあって、主著がないんだよね。
だからみんなルーマンの本適当に1,2冊読んだだけで批判してるわけ。
そりゃ誤解もすると思うよ。
だからさー、宮台とか馬場とか酒井とかがルーマンのいい論文だけを
集めてアンソロジーを作るべきだと思うのね、俺は。
これ1冊読めばルーマンの言ってることの8割がわかるっていうようなやつ。
そうすりゃ日本のルーマン受容ももっとよくなると思うよ。まじで。

「宮台とか馬場とか酒井とか」ってのもおよそありえない並記の仕方だが、それもそれとして。(まさか隆史たんのことじゃぁないよなw?)




とりあえず、後期の「主要著作シリーズ:【社会の〜】シリーズ」は──これらが主著群と呼ばれるべきものかどうかは私にはわからないけど──、法政から続々と出版が予定されてるわけなので、これはよい、と。
問題は、もうひとつの「主要著作シリーズ:【社会構造とゼマンティク】シリーズ」の翻訳予定に関するアナウンスがぜんぜん流れてこないこと、ですわ。
「誰それがやろうとしてるらしい」みたいな噂は流れてくるけど。
前者のシリーズがこれから続々と刊行されてくると、後者がでないというギャップは結構深刻なものになりそうな気がしますな(たとえば、木前利秋氏によるトヲルボン評[『社会学評論』2002, 53(3)]を想起して頂きたい。 要するにああいうヨワカランことをいうかたがたが かえって増えちゃう可能性もある、ということ。)。 それに「ゼマンティク」のほうは、歴史屋さんとか文学屋さんとかも入れてチームを組んでもらわんといかんと思う──これを社会学者さんだけで訳すのはぜったいにやめていただきたい(出版社の方も、どうかそういう企画は通さないでいただきたい)──ので、なかなか厳しいですな。(嗚呼。ブルデュの翻訳事情がうらやましいですなぁ。ほんとに。)

その点を考慮すると、上のリクエストそのままではないが、まぁまぁ適う出版企画としては、たとえば、

  • 1)たとえば GLU* の翻訳をだす

プラス

  • 2)「ゼマンティク」シリーズの中から10本くらいピックアップしてアンソロジーをだす

みたいなカップリング企画、というのが考えられるのでは。
まぁなにしろいま、チームBBほかのみなさんが「社会の〜〜」シリーズにみんなかり出されているので、双方ともに 人材難という問題はありますが、後者は徹さんの仕事だろうなぁやはりw。

Claudio Baraldi・Giancarlo Corsi・Elena Esposito、GLU. Glossar zu Niklas Luhmanns Theorie sozialer Systeme、Suhrkamp, Ffm.、ISBN: 3518288261、1997/09、1,300円
てことで珪藻さんどうよw。
ていうかこれ↑の版権をすでに新泉社がとってたりしたら泣くに泣けんが。
ていうかお前ら、その時は俺と一緒に泣こう。

【追記】20040614

>>103 氏が想定しているのは、たとえば平凡社の「世界の思想家」シリーズのようなたやつなのだと思われます。
このシリーズ、いまではたぶん、ほぼすべて絶版になってて(?)、平凡社のサイトですら検索にひっかからない。けどけっこう人気シリーズだったんじゃないかしら。
姿を変えて、もう一度売られてるやつもあれば:

いまは他の出版社から出てるやつもあり: