本日のメタ論評

大学教授は虚業家か―学園のいびつな素顔』について:http://blog.drecom.jp/tactac/archive/234

[‥]といった酷評もあるが、全然「糞本」とは、おもえない。具体的な醜聞が、たくさんかかれているし、ヤクザ社会とみまごう体質を露呈する 一部の弱小私大の実態や、首都圏/関西圏の有力大学でも、かなり非常識な実情がスキャンダルとしてふきだすことに、筆者が「氷山の一角」、ほかにも、浮上しない醜悪な密室状況がたくさんあると推測するのは、充分再確認するにあたいするだろう。■永井さんも屈折しているが、この「日曜社会学者」も、存外劣等感がつよい人物なのかも。

すごい。


や。こちらもアドレス射程内か。

■本書は、川成洋さんなどの告発本とおなじく、筒井康隆文学部唯野教授』(岩波現代文庫)など、フィクションとみなされてきた、パロディ本が、現実以上のものではないこと、「事実は小説より奇なり」が、まさに 大学という空間でくりかえされていることを、暴露した点で、意義ぶかい。■事情通にとっては、ごくあたりまえにみえても、大学に進学する高校生や、その保護者たちにとっては、全然「常識」でなどない。まさか、ここまでの 醜悪な空間と充分わきまえたうえで 入学する/させたとしたら、よほどの 大人物か、おおばかものだろう。■利用者である、学生/保護者が、ここまで コケにされているのが、大学業界であるという 暴露は、マニアックな アカデミックおたくには 陳腐でも、啓発本としては、充分有意義なのである。

...そうですか。