涜書:中澤『イギリス保守主義の政治経済学』

通勤読書。復路。
図書館に入れておいた はてなー中澤さんの著作。

イギリス保守主義の政治経済学―バークとマルサス

イギリス保守主義の政治経済学―バークとマルサス

  • 序章

第I部 イギリスにおけるフランス革命

第II部 バーク研究

  • 第二章 バークの経済思想
  • 第三章 初期バークの文明社会認識
  • 第四章 バークにおける革命概念と時間意識
  • 第五章 バークにおける政治家の条件

第III部 マルサス研究

第IV章 バークとマルサス

  • 第九章 慎慮の政治経済学
  • 第十章 階層秩序と経済循環
とりあえずはポーコックが登場する第5章を。あとぱらぱらする。

第五章 バークにおける政治家の条件──共和主義思想との関連で

  • はじめに
  • 第1節 「シヴィックヒューマニズム」を再訪する
  • 第2節 ポーコックのバーク論を再訪する
  • 第3節 バークにおけるシヴィックな問題設定──アダム・スミスとの比較
  • 第4節 バークが語る「政治家の条件」(一)
  • 第5節 バークが語る「政治家の条件」(二)
  • 結びにかえて

涜書:スキナー『思想史とは何か』

通勤読書。ひきつづき。

思想史とはなにか―意味とコンテクスト (岩波モダンクラシックス)

思想史とはなにか―意味とコンテクスト (岩波モダンクラシックス)

isbn:4000040588

II & III。

III 「社会的意味」と社会的行為の説明

文献:

三部倫子「『悲嘆の過程』の批判的検討」

朝食。
ひとさまに複写していただいた論文を読むのです。

  • 三部倫子、「『悲嘆の過程』の批判的検討──「ゲイの息子」を持つ親の語りと「縁者によるスティグマ」概念をもとに」、『論叢クィア』、vol. 2、2009
要旨

心理学の分野では、子の非異性愛セクシュアリティを知った親の研究がなされてきた。子のセクシュアリティを知った親の反応は不治の病に高両した忠者が、自らの病と死を受け入れるまでの「悲嘆の過程」、つまり(1)「否認と孤立|、(2)「怒り」、(3)「交渉」、(4)「抑鬱」、(5)「受容」と類似の過程をたどるとされてきた。本稿では、あるセルフヘルプ・グループ参加者を対象にインタビュー調査を行い、そこから得られた「ゲイの息子」を持つ親の語りをもとに、「悲嘆の過程」を社会学的概念の「縁者によるスティグマ」と社会的相互作用の産物としての「ストーリー」という二つの視点によって検討した。その結果、親たちは「悲嘆の過程」では把握できないさまざまな戦略をもって「縁考によるスティグマ」へ働きかけてきたこと、当事者による他のストーリーとの相互作用の中で変化している様子が明らかとなった。

キーワード

心理学、ゲイ男性、親予関係、スティグマ、ストーリーの社会学

ポーコック「〈保守的啓蒙〉の視点」

ひと様に複写していただいた論文を読むのです。
1988年に来日した時の講演。

J. G. A. ポーコック
〈保守的啓蒙〉の視点
──英国の啓蒙と米・仏の革命
『思想』1989年7月号
Conservative Enlightment and Democratic Revolutions