「文明化の過程の神話」を看板に掲げたデュルのシリーズ本をちらちらとみてみたのだが、
- ハンス・ペーター・デュル
- 『裸体とはじらいの文化史:文明化の過程の神話』叢書ウニベルシタス、1990/12、法政大学出版局、4,515円
- 『秘めごとの文化史:文明化の過程の神話』 叢書ウニベルシタス(418)、1994/01、法政大学出版局、6,090円
- 『性と暴力の文化史:文明化の過程の神話』 叢書ウニベルシタス(574)、1997/07、法政大学出版局、6,930円
- 『挑発する肉体:文明化の過程の神話』叢書ウニベルシタス、2002/04、法政大学出版局、6,930円
ばかでかいだけで いっこうに面白そうじゃないんですが。
なんかほかにねーのかな、と探していたらこいつがヒット。
- ドリンダ・ウートラム、『フランス革命と身体:性差・階級・政治文化』、高木勇夫訳、平凡社
3,873円、317 p、ISBN: 4582473288、1993/07
「暴力の囲い込み=文明化、っていうけど、それじゃフランス革命どうよ」というベタなエリアス批判をしているらしく期待がもてますw。1900円にてゲト。
内容(「BOOK」データベースより)
- 政治的女性、英雄的自殺、死後に残る感覚…。M.バフチーン、N.エリアスを批判的に摂取し、〈革命〉を神話化させてきた従来の見方に変更をせまる、問題の書。
- 第1章 政治文化における身体
- 第2章 身体の近代史
- 第3章 フランス革命の脱‐構築
- 第4章 一八世紀の医療革命、身体・霊魂・社会諸階級
- 第5章 あらたな公共的身体、革命期の禁欲主義・受苦・中間階級
- 第6章 「英雄的自殺」、身体の終焉と歴史の開始
- 第7章 ギロチン・霊魂・処刑を見つめる観衆
- 第8章 言葉と肉体、ロラン夫人・女性の身体・権力の在処
- 第9章 革命・近代性・国家