みくしプロフィール欄の「好きな〜〜」に何書くか、と考えてて思い出した本。
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- ジュリア・アナス&ジョナサン・バーンズ、『懐疑主義の方式:古代のテクストと現代の解釈』、藤沢令夫監修+金山弥平訳、(岩波書店、1990/08、320頁、5,913円、ISBN:4000003313
これまでに読んだ哲学の本で、こんなにすばらしく役に立つ本はない。
だんとつナンバーワン。いちばん。最強。
もう何年も読んでないけど。
- 第01章 懐疑哲学
- 第02章 古代哲学における懐疑主義
- 第03章 10の方式
- 第04章 人間と他の諸動物
- 第05章 人間の多様性
- 第06章 感覚
- 第07章 情況
- 第08章 場所と置かれ方
- 第09章 混合
- 第10章 量
- 第11章 相対性
- 第12章 平凡と稀少
- 第13章 習慣と確信
古代懐疑主義について論じた哲学史の本が「役に立って」しまうというのは、日常生活で出会う「懐疑の形式」が、ギリシャ時代に出尽くしちゃっている、ということなんだと思います。──とか言ってみるテスト。
google:懐疑主義の方式してみたら、なんと25件しかヒットしない(哀
あんまし売れなかったんですかねぇ。おもしろいのに〜。
こうやって名著は埋もれてゆくのだなぁ。
ちなみに、訳者さんのサイト: